ルール解説

カバー6

3ディープのバリエーションに、カバー6と呼ばれるものもある。これは、カバー2 とカバー4 を組み合わせたようなものと考えたらいいかな。

カバー2はディープゾーンを2⼈で守る。カバー3ではディープゾーンを3⼈で守る。カバー4はディープゾーンを4⼈で守る。このゾーン・カバーの、2と4の組み合わせだから、⾜して6。

ピンとこない︖ まあ仕⽅ない。

カバー2はディープゾーンを2つに分ける、カバー4はディープゾーンを4つに分ける。これをフィールドの左右で組み合わせたのがカバー6ということになるよ。

ディープゾーンの半分をカバー2で守る(担当するディフェンスの選⼿は1⼈)、もう半分をカバー4で守る(担当するディフェンスの選⼿は2⼈)。
その結果としてディープゾーンを守る選⼿は3⼈になるから、3ディープともいえる。ただし、左右対称にならない、アンバランスな分け⽅になるのが特徴だよ。

なんでこんな⾯倒なことするの︖

⼤まかにいえば、オフェンスを混乱させるためと、オフェンスの配置に対応するための2つが⽬的だよ。

まず、オフェンスを混乱させるための機能。

ここまでに⾒てきたように、マン・ツー・マン、2ディープ、3ディープ、それぞれメリットもあるけど弱点もあったよね。相⼿にパスカバーがバレたら弱点を攻められちゃうから、どんな⽅法でパス・カバーするのかわからないようにした⽅がいい。

そこで、相⼿にパスカバーを誤解させる作戦が⽣まれたんだ。

上の図のカバー6の場合、フィールドの右側を⾒ると4ディープに⾒える、フィールドの左側を⾒ると2ディープに⾒える。
そのため、QBが2ディープだと思って、2ディープの弱点であるディープ・ゾーンのサイドライン際を攻めようとしたら、その場所にディフェンスがいる。4ディープだと思って、⼿薄なはずのショート・ゾーンを攻めたら、意外とたくさんディフェンスがいる。
ディフェンスがオフェンスの裏をかけるパス・カバー方法なんだよ。

そしてもう⼀つが、オフェンスの選⼿の配置に対応するための機能。

オフェンスのWRが多い⽅のディープゾーンを2⼈のDBで、WRが少ない⽅のディープゾーンは1⼈で守る、ということもできる。
オフェンスがフィールドの⽚⽅にたくさんのレシーバーを配置してくると、単純にパス・カバーをするディフェンスに⼈数が⾜りなくなる。その弱点を補えるんだ。

上の図のようにすれば、スピードのあるWRが2⼈いる右のサイドは、ディープ・ゾーンをFSとCBが2⼈で守れる。左はTEがいるけどWRは1⼈なので、ディープ・ゾーンはSひとりでもがんばれそう。効率的にパス・カバーをするためにディフェンスの選⼿を配置できるね。

わかるでやんす︕ オフェンスもディフェンスも進化し続けてるから、どんどん⾯倒になっていくんでげすね︕