[イルカ観察日記]驚きの貧打戦を制した第9週NYJ@MIAレビュー
MIA 13-6 NYJ
お互いのオフェンスがどうしようもなかった。オフェンスの得点だけ見たら3-6で負けてます。
ディフェンスも踏ん張ったというのもありますが、相手QB14ダーノルドの乱調に助けられたような印象で。
まあつまり良いところはほとんどなかったんですが、この試合で負けるともうシーズンエンドな雰囲気だったので、そこだけは良かったということで。
<オフェンス>
オフェンスが自分で取ったのは3点。
繰り返す。オフェンスが自分で取ったのは3点。
たまにちょっと出る中のランと、
たまにちょっと通る5ydsくらいのパスが限界。
ドライブらしきことができたのは1回だけ、それも自陣40ヤードからというわりと良い位置から、FG止まり。
ただただインターセプトとファンブルがなく、時間を消費するのがお仕事のオフェンスでした。
どうしようもない主な原因はOLとQBだったのですが。
■OL
中のランは全然ブロックできない。RBのランは24回60ヤード。
特にRGとCが押し負けるほど弱い。まあ、RG62ラーセンとC66スワンソンはもともと控えなので、若干力不足になるのは仕方ないわけですが。
パスプロはRG77デイビスがもろかった。ブリッツやスタントが来ると行方不明になる。
で、RT70ジャワーンが3Q途中に怪我で抜けると、代わりに74スタープが入って、さらりと2サック献上。
その後RT70ジャワーンは戻ったけれど今度はLT78タンシルが怪我して、やっぱり74スタープが入ったんですが、さすがにRBやTEのサポートをつけまくりでどうにかしのいだという感じでした。それでもパスが通るわけじゃないんですけどね。
■QB
この日も8オズワイラ。
24回中15回成功、139ヤード。
インターセプトもファンブルもしなかったという大活躍。見事勝利に貢献しました。
って思えちゃうところが魔法使い。
NYJのDB陣に舐められてたのか、CBやニッケルの上りが早いからスクリーンがほとんど出ない。
でもパスラッシュが早いから長いのは投げられない。というか奥を見る余裕もない。そしてすぐに投げ捨てる習性がある。
手詰まり。
でもまあ、お仕事は時間消費だったので良いでしょう。
■RB27バレッジ
ルーキーRBがデビューしました。
ワイルドキャットでスナップを受けたり、パスを取ったり。IR入りしちゃったWR15ウィルソンの代わりにペースを変える役割だったような感じ。あまり効果はなかったけど、とりあえず試合出たから良し。
■スペシャルプレー
WRがパスを弾いたふりをしてさらに奥のWRが捕るやつ。
WRがパスを捕ってからディフェンスのタックルを受けてファンブルしたふりをしてさらに奥のWRにパスするやつ。
これらに続くスペシャルプレーが期待されましたが。
この試合では、3rd.ダウン&3くらいで、
QBがパスラッシュに来たDLの手にわざとパスを当てて、ボールの勢いを殺してファーストダウンちょうどのところで待ってるWRに落とす、というプレーを試しました。
惜しかったけど失敗。30センチくらいずれて捕れなかった。
まだまだ練習が必要です。
<ディフェンス>
3失点10得点、ほぼ完璧な結果ではありますが、DCの求心力がこれですぐに回復するってことはなさそうで。次のGB相手でどうなるかなあ。
■ランディフェンス
基本LBを3人入れ続けていたので、ランはしっかり守ろうという意識だったのでしょう。
問題の若いLB2人も大きなミスなく止められていました。DLが意外と押されてなかったのも大きいでしょうけれど、苦手なプレーが来なかったっていうのもあるかと。
LB52マクミランとLB55ベイカーは、横に動かされて素早いカウンターをかまされると簡単に騙されたり、リードブロッカーをつけられると処理できなかったりというが多いのですが、ジェッツはあんまりそういうことしてこなかった。
とはいえ、ランは21回80ヤードと、止まってるってほどではなかったので、得点も1タッチダウン差だったし、もっとごりごり来られる方が嫌だったな。
■パスディフェンス
こちらは相手QB14ダーノルドの大乱調に助けられたという感じ。
特に4インターセプトの3つまでが、わりと普通にパスカバーをしていたのに、なんか間違えて投げてくれたって印象。
まあ、アンダーゾーンにしてはちょっと深めなところにLBがいたり、セーフティーがプレーが始まってから動かなかったり、少しだけ読みにくいカバーだったのかもしれませんが、でも投げちゃダメだなっていう。
そういえば2週目に対戦したときも、同じようなインターセプトしてたなあ。ダーノルド今年は修行の年ですね。
■レシャッド問題
そして、実は発生していたのがSS20レシャッド問題。
試合開始から10プレーほどで、プレーコールに不満を訴えて帰ってしまいました。
どうも、セーフティー3人をローテーションしたりして、出したり出さなかったりだったのが不満だったとのこと。
確かに、これまでは若者たち、LB52マクミラン、LB55ベイカー、S29ミンカたんを入れ替えたりしてました。
でもこの試合では、LBを3人置いておきたいというプランだったのでしょう。で、LBではなくセーフティーを減らした。
まあ確かに、頼りになる3人のセーフティーのうちの1人を下げてまで、LB44アンソニーやCB28マッケインといった不安になる選手を出してるプレーもあったので、それは解せませんが。でも帰っちゃだめだろ。
ということでDCバークについては、去年就任して依頼、プレーコールがあたらない、無策すぎる、などなど言っていましたが、いよいよ求心力がなくなってきたのかもしれません。
ここ数試合のディフェンス崩壊がジェッツ戦の結果だけで拭い去れるものでもないでしょうし、正念場です。
個人的にはレシャッドを切るくらいならDCいらん、の立場で臨みたいと思います。
<バイ前のGB戦>
さて、来週は勝ち越しているMIAが負け越しているGBに乗り込みます。
勝てる気はしませんけど。
バイウィーク明けにQB17タネヒルが戻ってくるとかいう観測もあるようなので、ここは最後のチャンスになるQB8オスワイラに突然輝いていただいて、どっちを先発にしようか迷ってチーム内を動揺させるくらいの魔法を使っていただきたいところです。
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