ルール解説

[04]04(1)10.小さなカウンター

まず、カウンターっていうのは何でしょう?

相手が殴ってきてガードがさがったところを殴るんだ!

拳闘部でーす!

ドリフトかましてるときにカーブの終わりで体勢を立て直すためにハンドルを逆側に切るんでげすよ。

走り屋でやんすよ!

マスター、コアントローを甘口でくれや、それから、あちらのレディーには俺からコーンポタージュをね。

シュ!カウンターを滑っていくコーンポタージュ。女性の前でぴたりと止まる。

ジェントルマンでし!

おまえらの採点をするならば、△、△、×。

カウンターっていうのは、そりゃまあ細長いテーブル的なものもそうだけど、逆とか反対とかってことね。

アメフトの場合、いったんラン・プレーのふりをして、それとは逆側に走るラン・プレーのこと。パスのふりしてラン、ランのふりしてパス、それと同じようにランのふりしてランっていうのもあるんだね。

すごーい!乗り突っ込みみたーい!

えーっと。

どのへんが乗り突っ込みなのかは聞かないでおくぞ。

ラン・プレーをするふりをして、実際にはその逆側にプレーを展開するのをひとくくりにしてカウンター・プレーって言うんだけど、たくさんのバリエーションがあるんだ。ここでは大きく分けて、ボールの動く距離によって大きなカウンターと小さなカウンターの2種類ってことにするよ。

まず小さなカウンターは、ボールを一度RBに渡すふりをしてから、もう一人のRBに渡したり、RBには渡さずにそのままQBが走ったりするもののことね。

カウンタープレーのアサイメント

このプレーは、2人のランニングバックが交差(クロス)するところから、クロス・バックって呼ばれるプレー。それか、RBをあらわす○から伸びた線が×になってる図の形がハサミみたいなのでシザースとも言う。Tフォーメーションでやりやすいプレーだよ。

ディフェンスを騙して逆をつくことを目的にデザインされているのがカウンターなんだ。つまり、最初にボールを渡すふりをしたほうのRBにディフェンスが反応すれば、本当のボール・キャリアは自由に走れるってわけ。
一度フェイクをする分プレーの展開は遅くなるけど、ディフェンスを混乱させることができるから、OLがパワーでは負けていても、ディフェンスを振り回してブロックしやすくなるんだね。

オフェンスが期待するのは、ディフェンスが青線のように動くことだよ。FBのフェイクにひっかかって、左のLBはいったんLOS近くまでくる。そのためにパシュートが遅れて、ブロックしなくてもよくなる。中のLBも一度FBに反応するため、センターがブロックに行くだけの時間が生まれる。右のLBも同じで、TEがブロックできる時間がつくれる。左のガードは正面のDTをブロックせず、プルアウトしてリード・ブロッカーになって、早く追いついてきたLBかSSをブロックする。

最初から単純に右にいくラン・プレーよりも、展開が遅い分だけ少しリスクは大きくなるけど、ドロー・プレーよりはずっと速いし、LOSより後ろでタックルされる危険は少ないね。だから、「小さなカウンター」の方は、大体普通のラン・プレーとして使えるんだ。

FBに騙されなきゃいーんでしょー?

最初からHBの方にいくでし!

そんで普通のFBのダイブだったらどうすんだよ

えっ!? そんなのもありなの!?