相手オフェンスによっては危なかったぞのweek5 NYG@MIAレビュー
■結果
MIA 31-16 NYG
最終的な点差としては十分ですが、オフェンスにミスが多かった。低調な相手オフェンスに助けられて楽な展開になったけど、殴り合いになったらミスの差で負けるような内容でした。
しかし勝って文句を言うとは偉くなったもんだな。

■オフェンス
全体的に大味。ロングゲインはあるけどミスも多い。12プレー以上ミスなくまとめるような精度の高いドライブもなし。
まあ、それが今のドルフィンズの特質でもあるんだけれど。
たまにぶち抜ける
時間を使ってプレー数こなしてコツコツやるドライブも良いけど、やっぱりロングゲインは気持ちがいいですね。
●エイチェン
●ヒル
●ヒル
2ファンブル(1ロスト)
しかしミスも多かった。
ランブロックは全体的に良かったけれど、ファンブルが2つ。そのうち1つはロストになりました。
2INT(1pick6)
さらに悪かったのがインターセプトのされ方。
50:50のロングパスをインターセプトされるならパントとして割り切れるのですが、内容が良くない。
そこ投げる?
ディフェンス見えてなかった?
誰に投げたの?
って感じで。
この辺は、プレーの理解、ディフェンスを読む力、ラッシュが来ても落ち着いてる力をもっとつけないといけないなあってところでした。
ツアの成長過程
それでもまあ、去年に比べたら成長しています。
第一ターゲットが空いていなくても、逃げながら他を探せた。
早いタイミングでラッシュが漏れてきても、触られても、落ち着いていられた。
成長したぞと、まだまだだぞを比べると、プラスマイナス0くらいですかねえ。
■ディフェンス
点を取りながらも安定しなかったオフェンスに比べると、ディフェンスは全体的に良かった。
特に勝負強さ。オフェンスがターンオーバーしてしまった後の相手のドライブを2回とも3&OUTに抑えました(もう1つはpick6だったからディフェンスは何もできないよ)。
7サック
先週11サックされて話題になっていたNYGですが、今週も7サックいただきました。
さらに、QBヒットが14、DLのパスブロックが1。ごっつぁんです。
それなのにNYGはフェイクに時間をかけるようなプレーも複数あり、それは無理だろというか、デボウル昔の天才時代に戻ったのかというか、さすがにこの状態ではダニエル氏もかわいそうでした。最終的に怪我しちゃったし。
最後のプレーがこちら。むちうちっぽくなったかなあ。
セカンダリー
SS21エリオットが戻ったのが大きかったように感じました。抜けそうなランも止められたし。
パスカバーでも、SS21エリオットとFS8ホランドがどちらもシングルハイできるので、相手に読まれにくくて良い。
今週は作戦ウォーラーに手こずったものの(ウォーラーは8キャッチ86ヤード)、

フィールド内側はパスを通されてもセーフティーも参加してロングゲインにさせずに止めて、外側はCB25ハワードの良いカバーもあり、大怪我はしませんでした。
前回のウォーラーとの対戦では体格的にミスマッチなSが延々とマンツーマンさせられて、ひたすらゲインし続けられていたので、それに比べたら大成功。
■来週はCAR
ホームでパンサーズを迎えます。
パンサーズはまだ全敗中。とはいえ今年ドラフト全体1位のQBヤングの修行の年ですし、勝敗は気にしてないでしょう。負けてるけどチームの雰囲気も悪くなさそうだし、噛み合ったら一気に盛り上がるかもしれないので怖さはある。
ミスなくきちんと勝ち切れるかというところです。ドルフィンズは苦手なパターンなのが不安。
ザック・トーマスの殿堂入りセレモニーもあるらしいので、きちんと集中して危なげなく勝っていただきたいところです。

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