手堅くバランスよく第12週NE@MIAレビュー

手堅くバランスよく第12週NE@MIAレビュー

◼️結果

MIA 34-15 NE

◼️オフェンス

・ランからパスへの転換
・奥か手元からミドルへの転換
・ヒルから投げ分けへの転換
が目立ちました。

パス主体のオフェンス

ツアが復帰して以来、オフェンスはランを主体に組み立てていました。

しかし、この試合は最初のシリーズでランが出ず、それ以降はパス主体に。ランはRBの3人で19回65ヤードのみ。パスが40回317ヤード。今のNFLじゃ普通の比率だけれど、MIAでは意外と珍しい。

パス主体でドライブを組み立てるために、ミドルのパスの比率を増やして、短いパスの種類を増やして、という感じもしました。ランプレーか長いパスっていう以前の雰囲気よりは、相手ディフェンスも守りにくくなるはず。

ミドルが使えるようになった

TE9ジョヌーを使える幅が広がっています。HCマクダニエルのプレーコールと相性の良いTEがいない問題がようやく解決されたような印象です。

また、ヒルの怪我もあってか、ツアがヒルだけを見ていないようになったことも良い感じ。ディープにヒル、ミドルにワドル、ショートにジョヌーとなった場合、去年まではまずヒルを見るそしてヒルを見続けるフリーになるまでヒルを見るって雰囲気だったのが、今年はヒルは囮として捨てて他から探すこともできるようになったというか。相手はヒルを見ないわけにはいかないので、これはヨシ。

バックショルダーできるのかできないのか問題

成功したり

失敗したり

まだまだ上手くはないなあ。

オデべ…

NEのエースCBゴンザレスには歯が立たなかった。ワドルやヒルはゴンザレスと互角に戦えていたので、やはり衰えは隠せないなあ、と。

競り合いにも強くなくなってる。もう使う場面がないかも。

◼️ディフェンス

・NEのWRが力不足な感があった。
・NEのOLが紙。
・NEのオフェンスのプレーコールがコンサバティブだった。
という印象でした。

パスカバー

NEに個人技でどうにかできるWRがいないので、MIAのCB陣、CB5ラムジー、CB4甲府くん、CB36ダック、そしてFSホランドで対処できていた感があります。本来のCB29フラーがいなかったけれど、それでも問題なかった。むしろエースCBのラムジーをスロットで使ったり、ブリッツ入れたり、割と自由に使えるくらいでした。

パスラッシュ

サックは4回。しかしそれ以上にプレッシャーはかかっていた気がします。わりと単純なパスラッシュしかしていなかった。EDGEの本来のトップ3がいない。それでもこんなにプレッシャーかけられるってのは、つまりNEのOLが、ね。

可哀想なメイちゃん

レシーバーがフリーにならなくても、パスプロが持たなくても、NEのQBメイちゃんは頑張っていました。なかなか捕まらない。ツアなら12サックくらいされてたようなパスプロなんだけど。でも、逃げて時間を稼いでもレシーバーはフリーにならない。かわいそ。

そして、NEのオフェンスとMIAのディフェンスの相性を見た感じ、問題はRBスティーブンソンだと思っていました。MIAのランディフェンスや、LBとSSのゾーンのパスディフェンスは弱いので。しかし、その辺りをあまり接触的に攻められることがなかった。

レシーバーがあかなくてパス失敗したりラン出なかったりしたら、スクリーンかドローっていうコンサバティブなプレーコール。これくらいなら止められるっていう感じで助かった感もあり。

◼️来週はGB

プレーオフ進出争いの最低ラインが10勝とすると、MIAはあと1つしか負けられません。

残りの対戦相手で勝ち越してるのがGBとHOU。そしてSFも怪我人が復帰したら強いはず。その最初の関門が来週のGBです。しかも敵地。しかも天気予報によると寒い。しかもナイトゲームなのでさらに寒い。

どうすんだこれ。

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