[04]02(3)ダブル・ウィング・フォーメーション
はい、つぎー。
これはウィング・バックを左右両方のエンドの外に配置したフォーメーションだよ。その分、バック・フィールドには2人しかいなくなってるね。
手羽先、ダブルでー!
シングル・ウィングでは、どちらか一方に人数が偏っていたね。そのため、人数の多い方はパワー・プレー、少ないほうはスピード勝負、って感じで、できるプレーがはっきりしちゃってた。
ダブル・ウィングでは、左右ほとんど違いがなくなってるので、どちらにでも同じようにプレーを展開できる。ディフェンスが的を絞りにくくなってるってわけだね。でも人数の偏りがなくなって、横に広く薄く選手が配置されてるから、全員でブロックして力づくでっていうプレーの威力は減ってる。
一長一短ってところですかねー。
外側に走るプレーのほうがやりやすいのかなー。
TEとWBが、ディフェンスの一番外側にいる選手をブロックして、ボールを持ったQBやHBがその外側を走るプレーがやりやすい。
逆に内側のラン・プレーでは、ブロッカーが足りないことも多くなっちゃうね。
LOSにたくさんのパスを取れる選手が配置されていて、QBが下がった位置でスナップを受け取るので、パスはやりやすい。今でも、両サイドにTEとWRを配置したショットガン・フォーメーションの一種ってことで使われるよね。
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