[05]02(7)スプリット4
7人→6人→5人って、ディフェンス・ラインが減っていく…
次は誰がいなくなるんだ…?
えっ!?
ミステリー的な流れ!?
そうだよ…
まだまだ、減っていくんだよ…
助けてコナンくん…
そんなわけでDLは、1950年代にはついに4人になったんだよ。
6-2のDLの2人をLBにしたスプリット4っていうフォーメーションが使われたんだ。DLが4人、LBが4人なので4-4とも言う。
ワイドタックル6でDBが3人に増えたときには、DBがセーフティーとコーナーバックの2種類にポジションが分かれていったね。それと同じように、このフォーメーションではDLとLBの役割も細分化していったんだ。
LBは外側の2人がアウトサイド・ラインバッカー(OLB)、内側の2人がインサイド・ラインバッカー(ILB)に区別されるようになった。OLBはILBに比べてパス・カバーやブリッツをすることが多くて、スピードが必要。ILBはオフェンス・ライン(OL)にブロックされることが多いのでパワーが求められるって感じだね。
どんどん役割が細かくわかれてくねー!
いい加減にしてくれねーと覚えきれなくて泣くぞ!
まあ、選手の性格と役割がそれぞれ細かく分かれてるっていうのが、アメフトの面白さでもあるからね。
この中と外の選手の役割の違いはDLも同じなんだよ。
DLの内側の2人、ディフェンス・タックル(DT)は、OLのブロックを受け止めて内側に来るラン・プレーを守らなきゃいけないからパワーが必要。外側の2人、ディフェンス・エンド(DE)は、OLの外側を回り込んでLOSを越えていってQBを追ったり、オープン・フィールドのラン・プレーを守ったりするからスピードが必要。
それから、パスを守るのにゾーン・カバーっていう方法が導入されたから、そのためにLBを増やさないといけなかったっていうのも、LBが4人になった理由の一つだよ。LBとDBの合計7人でパス・カバーをするんだね。
でもこの後には、パス・プレーの割合がもっと大きくなったからか、DBが4人っていうフォーメーションが基本になっていったんだ。なので、今では4-4はほとんど見られなくなっちゃった。
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