[05]02(8) 4-3カレッジ
でもさ、NFLのスタメン紹介のところのディフェンスって、4-3か3-4ってのしか見たことないよー?
そうだね、現在のスタンダードは4-3と3-4の2つになってる。今までのは、そこにたどりつくまでの旧型たちだ。
じゃー、いままでのフォーメーションはー!
知らなくても良かったのかい!?
もちろん、最初の方はいまいち…中くらいはぼやぼやっと…最後の方はうっすらと…わかった、けど。
まあ最初はそんな感じでいいよ。今の形になるまでに、どういう理由で変わってきたかっていうことだからね。
今のNFLで実際に見られるのは4-3と3-4が基本だから、ここはちゃんと見ておいてね。
まず4-3ディフェンスは、名前の通り、4人のDLと3人のLBでフロントがつくられてるやつね。
オフェンス・ガードの前に配置されているのがディフェンス・タックル(DT)。タイトエンド(TE)の前、あるいはTEがいない場合はオフェンス・タックル(T)の外側にいるのがディフェンス・エンド(DE)。この4人がDLね。スプリット4と同じく、DTは基本的に中のラン・プレーを守り、パスの時にも内側からパス・ラッシュをする。DEは外のランを守り、パスのときにも外側を回り込むようにラッシュをする。
3人のLBは、真ん中の選手を特にインサイド・ラインバッカー(ILB)、外側の2人をアウトサイド・ラインバッカー(OLB)って言うよ。ILBは中央に配置されていて、プレー中の役割も多いし、コーチからの指示を伝達したりする、ディフェンスの中心って感じの選手なんだ。
いいなー! ディフェンス・キャプテンやりたいー!
OLにふっとばされっぞー!
ふっとばーす!
助走つけてふっとばーす!
だが実は、この4-3は、同じ4-3でも、特に4-3カレッジって呼ばれてるんじゃよ。
これは4-3の原型で、どちらかというとランとかオプションに強い形なんだ。NFLだとスタンダードって感じじゃなくなってるね。
というわけで、続けてもうひとつの4-3いってみよー。
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