ルール解説

オフィシャル

審判団紹介

じゃー最後に、審判のことと反則のことを説明しちゃおうねー。

なんかNFLって審判いっぱいいるよねー!

アメフトでは審判団のことをオフィシャルとかって呼ぶんだ。主な仕事は試合をスムーズに進行させることと、試合中に反則があれば罰則を適用することね。

NFLではオフィシャルは7人で構成されてるよ。

アメフトの審判の配置

青いのが審判のいるところね。それぞれ、
 R:レフェリー
 U:アンパイア
 H:ヘッド・ラインズマン
 L:ライン・ジャッジ
 F:フィールド・ジャッジ
 S:サイド・ジャッジ
 B:バック・ジャッジ
って呼ばれる。

みんな、いる場所も見てるところもちがうんですよねー?

うん。それぞれの役割を見てみましょー。

レフェリー(R)

主審であり、全体の責任者。ひとりだけ白い帽子をかぶっているのが目印だよ。他の審判は黒ね。

アメフトの審判団のレフェリー

オフェンスの後ろにいる。QBが持っているボールが見やすいように、QBが右利きなら右側、左利きなら左側にずれてるよ。

主にチェックするのはQBの周り。パス・プレーではQBとパス・ラッシュを見る。ラフィング・ザ・パサーとか、ファンブルしたときのボールの行方とかだね。ラン・プレーでも確実にハンドオフされたと確認できるまでQBを中心に見てる。

キッキングのときにも、基本はスナップを受け取る選手のあたりを見てるよ。ホルダーとかキッカーや、パンターを中心にってことだね。それから、プレー前にはオフェンスの選手の人数を数える。

アンパイア(U)

もともとの正式な位置はDLとLBの後ろだったんだけど、今では大体オフェンスの後ろ、レフェリーと反対側にいることが多くなってる。だから図でも○と点線の丸になってるね。

これは、アンパイアがプレーに巻き込まれることへの対策なんだ。もともとアンパイアがいた位置っていうのは、LBとDBの間くらい、つまりディフェンスの選手たちの中にいたっていうことだね。
アンパイアもプレーが見やすいように、プレー前に自分の位置を調整して移動したりしてたんだけど、オフェンスが複雑にフォーメーションを変えてからプレーすると、選手が集中するプレーの中心になる場所で巻き込まれることがあったんだ。それじゃプレーは見えないし、なにより危険だよね。
さらにオフェンスが、アンパイアを利用してブロッカー代わりにプレーをデザインしていると思われる例も多くなったことから、外側に移ったってわけ。

アンパイアの配置場所が変わった理由

ただし、前半残り2分、後半残り5分、ゴール前5ヤード以内でのプレーでは、より見やすいという理由から、本来の位置に戻ることになってるよ。図では本来の位置が丸、点線のほうは危なくない位置ね。

基本的にLOSの周りを見る役割。OLとDLのぶつかるところだね。ホールディングなどのイリーガル・ブロックがないかをチェックしてるよ。それからパス・プレーの時には、LOSまで移動して、OLやQBがLOSよりも前に出てプレーしなかったかを確認。ショートパスが投げられたときには、キャッチしたかどうかの判定もする。

プレーが始まる前には、オフェンスの選手の人数を数える。

ヘッド・ラインズマン(H)

LOSの端っこ、サイドラインぎわにいる。どちら側とは決まっていないけど、だいたいはプレス側になってる。

プレー開始時にLOSを真横から見ているので、オフサイド、エンクローチメント、フォルススタートなどをチェック。

アメフトの審判のヘッドラインズマンの配置と仕事

プレーが始まってからはサイドラインを担当。選手が出たかどうかの判定とか、サイドライン際でのパスのキャッチについても見る。

ラン・プレーや短いパスだったときは、ボールにあわせてサイドライン上を移動していく形で、プレーが終わった位置を定めるのも役割。なので、チェーンクルーを指揮する担当でもあるよ。

タッチダウンの判定もラインズマンのお仕事

ライン・ジャッジ(L)

ヘッド・ラインズマンの逆側にいる。役割もだいたい同じ。プレー開始時にオフサイド、エンクローチメント、フォルススタートなどをチェック。開始後はサイドライン際を見てる。

アメフトの審判のラインジャッジの仕事

パスプレーやパントでは、ヘッド・ラインズマンとは違ってLOSまで移動して、無資格選手がLOSを出ていないか、パスはLOSより後ろで投げられてるかなどを確認。

フィールド・ジャッジ(F)

ライン・ジャッジと同じ側のサイドラインぎわ、ディフェンスのセカンダリーの後ろにいる。

サイドラインや、ダウン・フィールドに関しての判定を担当するよ。
パス・プレーならパス・インターフェアやイリーガル・コンタクトなどの反則がないかチェックして、パスが成功したかどうかも見る。
ランプレーならイリーガル・ブロックなどを見ながら、サイドラインを出たかどうかなども確認する。

アメフトの審判のフィールドジャッジの仕事

サイド・ジャッジ(S)

役割はだいたいフィールド・ジャッジと同じで、その反対側にいるよ。

アメフトのサイドジャッジの仕事

バック・ジャッジ(B)

ディフェンスのDBよりも後ろ、フィールド中央にいる。

ダウンフィールドに出てきた選手の、パス・インターフェアやイリーガル・ブロック、パス成功かどうかなどを見る。フィールド・ジャッジとサイド・ジャッジはサイドラインぎわを見てるから、バック・ジャッジがフィールドの内側を担当するんだね。

アメフトの審判のバックジャッジの仕事

キックオフのときにはLOS上でオフサイドなどがないか確認、フィールド・ゴールの時にはフィールド・ジャッジと一緒にゴールポストの下で成否判定をする。

プレー前は、プレー・クロックをチェックしてディレイ・オブ・ゲームの判定を担当してるよ。

この他に、ヤード・チェーンとダウン・ボックスを操作するチェーン・クルーとか、レフェリーにビデオで反則の有無を確認させる権限を持つリプレイ・オフィシャルなどがいる。

やっぱたくさんいるのお。

ま、普通に観戦する分には、覚える必要はまったくないけどな。