[イルカ観察日記]NFL第13週BAL@MIAレビュー
BAL 13-15 MIA
オフェンスが何もせずに勝てることがあるんですね。
相手と審判がよってたかって勝たせてくれた。ショーブは2INTくれるし、それどころではなく、ほとんど15点くれたようなもんだし、審判は相手のTDを1つ取り消してくれた。まあ、新OC就任祝いだな。
ありがとうございました。
■オフェンス
旧オフェンスコーディネーターがクビになった。新OCは内部昇格。
とてもとてもコンサバティブでオールドファッションなプレーコールだった。カタカナが多いけど意識高いわけじゃないからね!
ラン、ラン、プレーアクション。的な。
ランパス比は3:2くらい。それでドライブできてれば良いんだけれど、ファーストダウンは8回だけ。TOPも約22分。ランが130yds出たからって、それで良かったねって言えるのは、パスがせめて200ydsくらい出てないとね。
まあそれでも、無駄なドローと、読まれきってるスクリーンがほとんどなくなっていた点だけは、前OCよりマシかな。
来週までにプレーの種類を倍くらいに増やして欲しい。
■タネヒル
OCが代わって戸惑ったのは分かるけれど、それでもパス9/19、86ydsってのはひどい。
ここ2年ピストルやショットガン中心で、ランと言えば単純なドロー、パスと言えばスラントかスクリーンだけだった。それがスナップを受けてのハンドオフ、その裏のプレーアクションからのパス中心に変わったので、なかなか上手くいかないのは分かるけれども。特にプレーアクションが下手で、いったんレシーバーに背中を向けてフェイクすると、向き直ったときにまずレシーバーがどこにいるか探さなければならない様子で、そんなもんただでさえ判断が遅いのにさらに時間かかるんじゃ、いくらプレーアクションしたところでパスなんて通るはずがない。きちんと練習して動きを体得するしかないんだろうけれども。できるのかな。
それでもランが増えたのでLBをひきつけるくらいの効果はあったらしく、ここ2週間ほどLBのカモにされていたスラントが邪魔されなくなった。それだけが頼りであった。
そして唯一、パーカーへのタッチダウンパスは良かった。ミドルのスラント。意識的にではなさそうだけれど、少し高めに投げて、パーカーのサイズも活かせていた。パーカーの動きもキャッチも良かった。なぜか同じようなプレーが再びコールされることはなかったのはOCの経験か度胸が足りないせいだろうけれども、来週はもっと増やして欲しい。
■DL
DEウェイクが抜け、DTミッチェルが抜けてしまったけれど、それぞれDEシェルビィ、DTフィリップスが頑張った。
最初のINTはDTフィリップスがパスをはじいてからのINT。2つめのINTはシェルビィが自分ではじいて、自分で捕って、自分でリターンしてのTD。
ランには力負けすることもあったけれど、まあ及第点。
■LB
ここが問題。ランも止めきれずにズルズル進まれてしまう。スクリーンも一発タッチダウンがあった。きちんと間を詰めてきちんとタックルするっていうのができない。特にMLB。
OLBは外のパスカバーも含め、それほど悪い印象はなかったけれど。
やっぱり全体として押し負けないでこそのLBだろうしなあ。
■DB
ルーキーのCBマッケインが先発。結構ボロはでてたけれど、誤審で救われたのを含め、致命傷にはいたらなかった。来週もがんばれ。
ま、ショーブがいろいろサービスしてくれたからなんとかなったけれど、ザルっぷりは相変わらず。そこは白目をむいておけば良いや。
タネヒルの習熟度、いや、習熟できるのかという問題はあるものの、プレーコールの方向性については、オフェンスコーディネーターが代わって良かったと思う。次は結果を期待する。
で、来週は絶賛失速中のNYG。今週のBAL戦と同じく、負けた方はシーズンエンドという崖っぷち同士の試合となりました。
イーライにショーブ並みのやらかしを期待する。
全国のNFLファンのみなさまには、こんなのがマンデーナイトで申し訳ないと思っております。
ひきつづきよろしくおねがいいたします。