ルール解説

主な反則04 パーソナルファール

よく見る反則、最後に。いわゆる「いらねー反則」っていうやつでーす。

なにやってんだよー!

ってやつでげすな。

アメフトって、どうしても危険をともなうスポーツだよね。でも、必要以上に危ないことをしちゃダメ。

チョップ・ブロックやビロー・ザ・ウェストもすごく危険だけど、こういうのはプレーの流れの中で、わざとじゃなくても起こっちゃうこともあるよね。

でもそれに対して、意識すれば、または訓練によって、やらないですむはずだっていう種類の危険な行為もある。そういうのは余計なリスクを発生させたってことで重大な反則になるよ。

それらは、パーソナル・ファールとか、アンネセサリー・ラフネスってひとくくりにされてるんだけど、いくつか具体的な種類にもわけられる。主なものをご紹介でーす。

腕を叩く。

これはパーソナルファール全般に共通のゼスチャー。反則の種類によってはそれ専用のゼスチャーがあることもある。

プレー中は他の反則と同じで15ヤードの罰退だけだけど、さらにわざとだって判断された場合には、後から罰金とか、場合によっては出場停止ってことにもなるよ。

レイト・ヒット

ボール・キャリアが転んだりサイドラインをでたりするとプレーが終わるよね。その後で、さらにぶつかる、投げ飛ばす、転ばすとか、いらないことをするのはダメ。
パスを投げ終わったQB、ボールを蹴り終わったパンターに対するヒットも同じ。

15ヤードの罰退なんだけど、プレーが終わってからの反則だから、プレーでゲインしたところから、さらに15ヤードね。

パンターに対するレイト・ヒットであるラフィング・ザ・キッカーの場合には、パントを蹴ったら攻撃権を放棄するはずなんだけど、それは取りやめになって、パントを蹴った側が、プレーがはじまった地点から15ヤード進んで、さらにファースト・ダウンがもらえるよ。

スピアリング

ヘルメットから相手にぶつかっていく行為を指す。スピアは槍のこと。タックルは肩や胸を相手にぶつけて、同時に腕でつかまえるのが基本で、そのやり方が一番危険も少ない。腕を出さずに体を槍のように一直線にしてヘルメットから相手にぶつかっていくってのは危ないってことね。

ボールキャリアへのタックルもそう、パスを捕ろうとしてるレシーバーにヒットするときもそう、QBサックのときもそう。

最近はスピアリングっていう特別な言い方はしないで、単にアンネセサリー・ラフネスとか、ヘルメット・トゥー・ヘルメットって言うことがほとんど。または、わざと頭を狙ったという意味で、ターゲティングとも言う。

これはたぶんNFLの反則適用のポリシーが変更されたからだと思う。完全にヘルメットからぶつかりにいっているってわけじゃなくても、ヘルメット同士が激しくヒットしているだけで、このごろはパーソナル・ファールがとられるようになってきてるんだ。だから、特にスピアっぷりは激しくなくても反則になっちゃう。

ヘルメット同士がぶつかると脳震盪を起こしやすいし、最悪の場合は首が折れる。だからルールが厳しくなるのはしかたないんだけど、実際にはヘルメット同士のヒットじゃなくっても…っていう、やりすぎな判定もときどきあるね。

殴る、蹴る、頭突きなど

ただの暴力だね。ダメですね。

でも、審判の見えないところで挑発しておいて、ちょっと押されたら大げさに倒れてファールをもらうってニクイ奴もいるから注意ね。

フェイスマスク

ヘルメットの前についてる顔を守るためのガード、あれがフェイスマスクね。あれをつかまれると、いわゆるテコの原理ってやつで首がすごく危ないことになる。

まあこれはただのケンカに比べると、わざとじゃない場合もあるから難しいところなんだけど、どちらにしろ危ないから重い反則になってるよ。

フェイスマスクをつかむゼスチャー。

15ヤードの反則。だいたいはボール・キャリアのフェイスマスクをつかんじゃうから、それでボールキャリアが転んでプレーが終わる。そこから15ヤードの罰退っていうのが多いね。

フェイスマスクをつかまなかった(指がひっかからなかった)けれど、手のひらでフェイスマスクを押したっていう場合も反則。これはOLがDLをブロックするときとかにも起こる。
こっちはそこまで危険じゃないってことで、イリーガル・ユース・オブ・ハンドになって、10ヤードの反則。

トーンティング(相手を侮辱する)

これはもはや礼節の部分であります。言っちゃいけないことを言っちゃダメ。しちゃいけないゼスチャーをしちゃだめ。対戦相手を侮辱したり、審判に汚い言葉で抗議したり、そういうことはスポーツマンとしてダメだわけだね。

まあ実際のところ、NFL番組で流されてるフィールドでの音声を聞いていると、バカとかアホとか、ファックとかヘタクソとか、悔しかったらパス捕ってみろよヘッポコとか、かなり言ってるんだけどね。でも度を越してるって審判が判断した場合には反則をとられるんだね。

トゥーマッチ・セブレーション(喜びすぎ)

タッチダウンを取った後でパフォーマンスしすぎるのもダメなんだ。NFLの場合はプロだし、それなりに派手なことをしても許されてるんだけどね。

でも、相手に対する侮辱だってとられるようなこととか、試合進行を遅らせるレベルのこととか、フィールドにプレー中に持ち込むのが禁じられてる小道具を使ったりとか、そういうことすると反則とられちゃうよ。

15ヤードの罰退っていうのは試合展開的にもすごく大きいから、不可抗力ではない無駄な反則ってのは、ほんと勘弁してよって気分になるね。

しかし!
やりかえさねばならぬときもある!

だめだってば。