限界対決を制した第17週MIA@CLEレビュー
◼️結果
MIA 20-3 CLE
MIAはハントリー、CLEはドリアン先生という、開幕時にはバックアップQBにもなれなかった2人の限界対決でした。
限界QB対決らしい地味な展開。しかし、MIAは地味なら地味なりに地味に勝てという雰囲気で限界QBに合わせたプレーコールを用意していたのに対して、CLEはワトソンもカニもできなかったけどこれが我らのオフェンスだ貫くぜというプレーコールだった印象でした。その結果、どうにか試合を組み立てられたMIAが地味に勝ったという感じ。

◼️オフェンス
最も予想外で大きかったのは、QB18ハントリーが前回の出場時よりは少し上達していたことでした。少なくとも大きなミスはなかった。スナップポロリとかしてたけど。

軸になったのは3つ。
・スクリーンとヒッチ
・WR83ワシントンへの早いタイミングパス
・WR10ヒル任せのパス
・スクリーンとヒッチ
最低限このパスは通せないと試合にならない。RB28エイチェンが序盤で怪我して下がってしまったので効果は薄れましたが、土台にはなりました。
・WR83ワシントンへの早いタイミングパス
最も基本的なパスですが、限界QBには限界です。これが前回出場時のハントリーにはできなかったので、大きな進歩でした。
・WR10ヒル任せのパス
長めのパスはWR10ヒルお願いっていう雰囲気でした。奥まで走ってからかなり戻ってきたり、大きくカールしたり、ディフェンスを引き離しまくってハントリーでもパスを通せる状態にしてくれていました。

ハントリーにもできるプレーを用意して、ハントリーもどうにかこなして、ようやく取った20点。ちゃんと考えて用意した感があってヨシ。
ランがまったく出なかったのは計算外だったろうけど、まあそれでもどうにかなったからヨシ。
◼️ディフェンス
両チームのオフェンス獲得ヤードは、MIAが280ヤード、CLEが276ヤード。ほとんど変わりません。
CLEのRBのランが24回で104ヤード出ていたので、ゴリゴリされ続けていた方がつらかった気はします。
とはいえ、10ヤード以上のパスは7回中2回成功、1インターセプトなので、どこかで相手QBドリアン先生の限界が来ることを期待してのディフェンスだったかも。
その結果、ファンブルロストとインターセプトを取れたのが勝因。
CB29フラー、ILB6ウォーカー、もちろん両エッジが怪我でいなくなった状態で十分がんばった。
◼️最終週は@NYJ
どうにかこうにか最終週までプレーオフの可能性が残りました。MIAがプレーオフに出るためには、MIA@NYJでMIAが勝って、KC@DENでKCが勝つ必要があります。
最終週でジェッツに負けてプレーオフを逃すってのは90年代あたりには良く見た気がします。すっかりやる気をなくしてそうなNYJではありますが、同地区だし、寒いし、厳しい試合ではある。またQB1ツアが出ないかもという話で、RTの控えだったラムもIR入りしました。危ない。
KC@DENの方も、DENは勝てば自力で地元でプレーオフを決められるし、KCは主力がお休みという話です。こっちも厳しい。
プレーオフに出ても1つでも勝てる望みはほとんどないし、ドラフト順やGM含めチーム改革のためには負けてもいい気すらするけれど、ともあれKCがんばれ。

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