[04]03(2)クォーター・バック
今日はQBだぜー!
オフェンスの中心としてコーチからの指示をチーム全体に伝えて実行する選手だ。チーム・リーダーだー!
王子様だーー!
俺だーー!
アホか、俺でげすよー!
じゃあ僕もー!!
みんな大好きスタープレーヤーだね。
でもお前らにゃー無理だよ。
実際のプレーは、センターからボールを受け取って、ボール・キャリアになるRBに渡したり、レシーバーにパスを投げたりするってのが主な役割になるよ。
名前の由来は1/4を表す「クォーター」だよ。LOSが制定された当初に主流だった3人のRBがいるフォーメーションには全部で4人のバックがいたから、4人のバックの中で自分で走ることの少ない1人をクォーター・バックって呼んだのが定着したんだって。
ボールを持って走るRBが、センターから直接スナップを受け取るよりも、走り出してからQBに渡してもらったほうが、勢いもつくし、プレーがはじまってからLOSに到達するまでの時間も短くなるわけだよね。だから、自分が走るわけじゃないけどバックとしてボールを中継する選手がいたほうが便利で、それはランニング・バックとは言えないけど、まあバックだし、とりあえず4人のなかの1人だし、クォーター・バックって呼んどけば良いかなって感じだったんじゃないかな。
で、やがてパス・プレーが発達してくると、QBはパスを投げる能力が重要になっていったんだね。さらにフォーメーションとか戦術が進化していくにつれて、ディフェンスの動きを読むとか、それにあわせてオフェンスを微調整するとか、プレーを変化させたり、リーダーとしてチームをまとめたりっていう役割が加わっていったんだね。ずいぶんと大変なポジションになったんだけど、それだけに重要だしスター選手なんだよ。
もちろんQBが自分でボールを持って走る役割が与えられることもあるんだけど、オフェンス全体を仕切る存在だから、怪我されちゃ大変なんだ。それであまりQBにボールを持たせるプレーは多用したがらないコーチが多いね。
だからお前らにゃーむりーー!
だめかー!
なんだよー、パス投げてりゃいいんじゃないのかよー。。。
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