[09]02 試合進行のお仕事
審判のお仕事そのいちー。
試合進行係ー。
ほんと審判って急かすよねー。
ゆっくりハドルさせろってかんじー!
そういうルールなんだよ。時間稼ぎなんかができないようなってるんだね。
アメフトはプレーごとに動きが止まるけど、試合時間が減り続けたり、時計が止まったりするね。それもオフィシャルのシグナルでわかるんだよ。
ここで特別ゲスト、ジェスチャー君でーす。
オフィシャルのシグナルをやる係であるぞ。
。o 0(よろしゅう)
だれぞえ…
ってかハムがやれや…
オレの手足じゃ短いから無理だろ。
ほら、ジェスチャー君にコンニチハしなさい。
。o 0(いいってことよ)
そういうわけで、試合進行に関する審判のジェスチャーでーす。
レディー・フォー・プレー
オフィシャルが、次のプレーが開始される位置にボールを置いて、準備が完了したよーってときにするシグナル。
右腕を上から下に振り下ろす。
こうか?
オフェンスは、このシグナルから25秒以内にプレーをはじめないと、ディレイ・オブ・ゲームの反則になっちゃうよ。
前にも説明したけど、普通はプレーが終わってから40秒以内に次のプレーをしないといけないんだ。でも厳密にプレーが終わった時点がわからないときには、プレーが終わってから残り時間を示す時計も、プレー・クロックもいったん止まるんだ。で、審判が次のプレーの準備したら、レディー・フォー・プレーってやる。そこから25秒で次のプレーをはじめないといけないってことね。
それから、サイドチェンジがあったときや、得点が入った次のキックオフのときにも、準備ができたらレディー・フォー・プレーね。
計時開始
時計を動かし始める合図。
右腕をぐるぐる回す。
さっきのレディ・フォー・プレーは、次のプレーをはじめるまでの時計(プレー・クロック)を動かす合図だったけど、こっちは試合の残り時間を計ってる時計を動かす合図ね。
それから、プレーが終わるときにサイド・ラインを出たか出ていないか微妙だったなーってときにこのシグナルがあったら、イン・バウンズで終わったから時計は止まってないよってことだからね。
タイムアウト
時計を止める合図。
まず、頭の上で腕を交差させてバタバタする。
その後で、各チームが取ったタイムアウトなら、このシグナルの後にタイムアウトを取ったチームの側を両腕で指し示す。
審判が相談するときとか、怪我人が出たときとか、両チームではなくってオフィシャルが時間を取るって場合には、このシグナルの後に両腕で自分の胸をたたいて、審判が取ったよってことを示すよ。
クォーターの終了
第1クォーターと第3クォーターが終わると、レフリーはいったん試合を止める。
そのときに、ボールを持ち上げて、クォーターが終わったよーって示す。
休憩時間はないけど、攻撃する方向/守るゴールラインが逆になるよ。両チームが陣を入れ替えて、そのまま続ける。
ここまでが、試合時間に関係する進行とジェスチャーね。
次に、得点に関するもの。
タッチダウン、フィールド・ゴール、トライ・フォー・ポイントの成功
オフェンスの得点を表わすシグナルだね。点数に関わらず同じゼスチャーだよ。
知ってる!
こうでしょ!?
。o 0(節子、それバンザイや。)
両腕を肩幅程度に広げて上にあげる。手のひらは内側な。
ファースト・ダウンの更新
オフェンスがファースト・ダウンを更新したぞってシグナル。
オフェンスが攻める方向に片腕を真直ぐのばす。
簡単ですなー。
ファースト・ダウン、ゲットー!
びしり!
かっこよくね?
サイド・チェンジやターン・オーバーがあったときは、攻撃権を得たチームが攻める方向に腕をだすよ。
フォワード・パスの不成功、フィールド・ゴールの失敗、反則の辞退
不成功や無効ってことを示すときのジェスチャーね。得点を示すシグナルと一緒で、いくつかの意味で使われるよ。
両腕を腹の前で交差させて開く動作を
何回か繰り返す。
まず、フォワード・パスの不成功。逆にパスが成功したときは、胸の前で両手でボールを抱え込むようにする。
次に、フィールド・ゴールやトライ・フォー・ポイントが失敗したとき。成功したときは得点のシグナルね。
それから、反則の辞退を表わすときにも使われるよ。フットボールでは、一方のチームが反則したら、その罰則を適用するかどうか、相手チームが決めていいんだ。
たとえば、ディフェンスにオフサイドって反則があったプレーで、オフェンスが15ヤードのゲインをしてた場合。オフサイドっていうのは、5ヤードの罰則なのね、だからオフェンスは反則を適用してもらうと5ヤード進める。でも、プレーで15ヤードゲインしてるわけだよね。ってことは、反則は辞退したほうが多く進める。だから、オフェンスはその反則を無効にしてもらうんだ。
そりゃ賢い!
たくさん進めるほうを選べばいいんだな!
まあ、単純にそうでもないときもあるけどね。
たとえば、オフェンスが3rdダウン残り5ヤードでホールディングの反則をして、そのプレーでゲインができていなかった場合。反則を適用すると、10ヤードの罰退になるけど、ダウンは進まないんだ。
だから、3rdダウン残り15ヤードになる。ってことは、ディフェンスにとって、相手が下がったけど、もう一回3rdダウンやり直しになるから、プレーをするチャンスを与えちゃうってことだよね。そしたら反則は辞退して4thダウン残り5ヤードにしたほうがいいかもしれない。
頭いいねー!
まあそのときの状況しだいってことだよー。相手にもう一回プレースするチャンスをあげちゃってでも、10ヤード下げたいこともあるしね。
でも、その反則ってのもたくさんあってよくわかんないんだけど…
じゃあ次は、よくみる反則を軽く覚えていこうね。
- 前のページ:
- [イルカ観察日記]2015開幕ロスター決定
- 次のページ:
- [イルカ観察日記]NFL第1週MIA@WASレビュー