ぐずぐずしてそのまま負けたweek14 TEN@MIAレビュー

ぐずぐずしてそのまま負けたweek14 TEN@MIAレビュー

■結果

MIA 27-28 TEN

■展開

前半はお互いのオフェンスがグダグダ

後半、TENがミス連発

その後、MIAが失速

そして、TENが逆転

さらに時間は残ったものの、MIAのOは何もできず。

終了。

■オフェンス

OL

この試合、4/5が控えや控えの控えや控えの控えの穴埋めでした。

LT:70ラム(72アームステッドの控え)

LG:65ジョーンズ(77ウィンの控えの74愛犬がCに回った穴埋め)

C:74愛犬(58ウィリアムズの控え)

RG:66コットン(68ハントの控えの65ジョーンズがLGに回った穴埋め)

RT:73ジャクソン

もうバタバタ。一応試合になってよかったなーレベルなんだけど、一応試合になるところが今年の進歩かもしれません。負けたけど。

ランそこそこ

31モスタートが21回キャリー96ヤード(平均4.6yds)

28エイチェンが7回キャリー47ヤード(平均6.7yds)

合計28回で143ヤードなので、結構ゲインできています。そのため、ランに頼ったというか、多くなったかもしれません。

とはいえ、最長ゲインがモスタートもエイチェンも15ヤード。一発バカ抜けゲインがありませんでした。それがモメンタムを掴めなかった一因な気もします。

5サック

OLが壊滅的なのに加え、元々TENのパスラッシュは強いので、まあ5サックは仕方ない。

しかし、ツアはパスラッシュが怖いと萎縮する傾向があります。

この試合でも、サックでのファンブルロストはなかったし、5回サックされてロスした合計は32ヤード、大きなロスではない。しかし、ツアはサックが増えると全体的に動きが悪くなる気がするんですよねえ。

今シーズン、3サック以上された試合は全敗。ビビり癖があるんだ。

ツア

ポケットワークはマシになったけど、パスは通せない

やっぱりパスラッシュが怖いのかなあ。柔術を習って受け身を覚えたらしいのです。怪我はしなくなった。

そして、ポケットワークも少し上達しました。

でも、パスラッシュ第一陣を避けて、パスを投げても、通らないんだ。やっぱり慌ててるんでしょう。逃げながらレシーバーを探すというところまでいっていない。課題。

ヒルがいなくなった間

そして、ほとんどすべてのプレーで最初にヒルを探すので、ヒルがいなくなるとどうしようもなくなる。ヒルが怪我でいなくなった間のオフェンスがぐだぐだ。

ワドルへのパスも、エイチェンへのパスも、少しズレていました。あと50センチ修正できていたら成功していたという程度のズレなんですが、失敗は失敗。すべての基準がヒルになってるのかなあ。スキルポジションそれぞれとの精度を高めなければいけません。課題課題。

そして、本来ならば最初にヒルを探すところで基準がなくなるので、全体的にリリースが遅くなります。その結果、控えだらけのOLが耐えられなくなる。悪循環です。課題課題課題。

最後のドライブ

で、なんと言っても最後のドライブです。

残り1分45秒、3点取れば良いところ。自陣26ヤード地点から、タイムアウト1つ。

条件としては余裕でしょう。一流QBとして認められるには、これは取らないと。課題課題課題課題。

■コンサバティブすぎたか

試合展開が後手後手というわけではなかったのですが、ゲームマネジメントが全体的にコンサバティブすぎたというか、慎重すぎた印象がありました。見ているこちらが、もっと攻めろよ、とジリジリしてしまうようなプレーコールが多かった。

オフェンス

あのマクダニエルのギャンブル癖が消えたんです。特に、ゴール前3ヤード以内での3rdダウンがおとなしすぎ、4thダウンで素直にFGを蹴って、というのが2回もあった。

ディフェンスを信頼していた、というかTENのキャッチアップオフェンスを舐めていたのかもしれません。まあ相手QBマヨラーには実績はなかったけどさ。

ディフェンス

マヨラーを舐めていた感の最たるものが、4Qに14点リードしてからのディフェンスでした。妙に引いて守っていた。あれだけクッションをつくって守ったのって今シーズンDCがファンジオになってから初めてな気がします。

しっかりキャッチアップオフェンスを完結された上に、2ポイントコンバージョンまで決められた。まいったまいった。確かに作戦ホプキンスは怖かったけども、両CBは安定しているんだし、そこまで全体を下げなくてもなーという感じでした。

■そうは言っても最後のオフェンス

でもまあ、ディフェンスはあれで良かったんです。結局MIAはオフェンスのチームとして組み立てているわけなので。

問題は、7点差に縮められた後のオフェンス。残り2分40秒を使い切れば試合終了だったのに、3&outで終わったこと。

そして、逆転はされたものの1点差のところでのオフェンス。残り1分45秒、自陣26ヤードから、タイムアウトも1つあったし、3点取れば良い。こういうところでさらっと逆転さよなら勝ちするのがフランチャイズQBなんですよ。

■来週はNYJ

最後の3試合が、DAL、BAL、BUFです。つまり、負け越しているチームとの対戦は来週のNYJが最後。

そして、現在9勝、プレーオフ進出ラインが10勝くらいになりそう。なので、来週勝っておかなければ大ピンチになります。

しかし、ツアはパスラッシュが早いとバグるタイプです。極悪NYJのDL相手に、オフェンスがまともにできるか不安。

さらに、なぜかNYJのQBザッくんが先週プチ覚醒しました。これが続くと不安。

というわけで、怖い試合ではあります。マイアミの暑さを味方にして頑張れ。





関連情報

  1. マホがブレーデー様並みになったとか10年早いぞコラ!(完成形に近づきすぎなんだよ10年くらい迷走してこい)という話
  2. ドルフィンズの2023シーズンまとめ
  3. 敵は寒さかパスラッシュか。予想通りの結果になっちゃったワイルドカードプレーオフMIA@KCレビュー
  4. 圧倒的劣勢な環境のWILD CARD MIA@KCプレビュー
  5. スーパーボウル優勝候補のビルズをあと一歩まで追い詰めたぞ!ドヤァ!!のweek18 BUF@MIAレビュー
  6. ついに真価を見せたIf HealthySことドルフィンズだったweek17 MIA@BALレビュー
  7. 実力的には…とかどうでもいいんだ勝ったんだから!のweek16レビュー
  8. 快勝!の裏でIf Healthyっぷりが本気を出し始めている怖さ…のweek15 NYJ@MIAレビュー
  9. 今年1番の完勝だった。が、ベイカーの怪我が痛いなーな、week13 MIA@WAS レヴュー
  10. 完勝だけど気分は収穫ゼロどころかマイナスなweek12 MIA@NYJレビュー