[イルカ観察日記]消化試合みたいなもんだけど。NFL week17 NE@MIA レビュー
途中で何度も見るのをやめようかと思いつつ、正月気分で最後まで見てしまったので、レビューも書きます。。。
■勝負を決めた3つのプレー
(1)嵐の鈍足スクランブル
試合開始直後、NE最初のドライブ、3プレー目。3 and out 目前。
ブレーデー様の必殺、嵐の鈍足スクランブルがいきなり炸裂。
結果、そのドライブはそのままロングドライブでタッチダウン。完全に主導権を奪われました。そのまま流れはNEへ。2Q残り3分半ほどまでの間に20点連続で取られて、気分はもう完敗。
(2)タックルしないセカンダリー
それでもなんとか息を吹き返したMIA、14点返して3Q途中で14-20、なんだか試合っぽくなってきたぞ。と思ったのもつかのま。
エデルマンがパスを獲ると、誰もタックルせず、ラン・アフター・キャッチで70ydsくらい走られての一発タッチダウン。また2本差に。
ああ、やっぱりダメなんだなあ、という雰囲気が漂う。
(3)勝負どころでファンブルロスト
しかし、その後もういちど試合は膠着。
さらにMIAが自陣からいい感じのドライブ。いったんはゴール前6ヤードまで迫り、ここで取ればまた1本差、まだ可能性はあるかも。と一瞬思わせたものの、ここのところボールを持つと頑張りすぎてチームを窮地に陥らせる、悪気はないんだろうけど困ったちゃんのRBダミエンが、やっぱり変に粘ろうとしてファンブル。ロスト。しかも70ヤードくらいリターンされる。
まあ当然そのままTDされて、まだ8分以上あったけど、もう終了モード。
■相手の嫌なことしかやらないという哲学
実は4年ほど連続で@MIAでのNE戦には勝っていた。が、今年はまだぎりぎり消化試合ではないこともあり、パッツも本気をだしたのでしょう。
MIAのディフェンスは、両OLBと両セーフティーの4人のスターターが怪我、ちょっとNFLのチームとしてはまずいっていうレベルになっている。そこをひたすら攻めてくるわけです。相手の強いところをあえて攻めるとか、ちょっと目をそらすために別のところを攻めるとか、次のプレーをやりやすくするために裏のプレーをするとか、そんなのは不要だ。とにかく、ひたすら、とことん、相手の弱点だけを攻めるんだ、というまさにヒールの面目躍如たるプレーコールでありました。
まあ、あれだけ弱点がはっきりしてたら、そりゃ攻められますけどね。
■オフェンス
ロスターボロボロのディフェンスに比べると、センターが3本目なだけで、他は大体大丈夫なオフェンス。この試合も、いつも通りのスローターターっぷりは見せつけましたが、徐々にアジャストし、ビッグプレーも見せましたし、いいプレーコールも出ていました。
QBムーアたんの焦りまくりINTと、RBダミエンのやらかしファンブルが、ちょっと試合展開的に大きな場面で出ちゃったな、というところ。
あとはやっぱり、追いかける展開になるとRBアジャイのランで組み立てにくいのが、QBだけに頼れない弱さか。
■ぷ
だがしかし、今年はもう一試合あるのです。
来週は@PIT
RBベルをタックルできないだろうし、
WRブラウンをカバーできないだろうし、
DLがQBロリーを仕留めまくる以外に勝つ方法はないわけですが、やつは鰻。
オフェンスはといえば、タネヒルが練習ちゃんとできたら出場もありうるよーなんていうHCのコメントはありましたが、まあ厳しいでしょうねえ。今年はムーアたんに覚醒していただいて、なんであの年だけすごかったんだろうねー、その後まったく良いところないのにねー、という伝説を作っていただければ最高です。
しかし正直なところ、NEが負けることを最優先するならば、PITに残っていただいた方が可能性はあるんだろうなー、なんてことを考えてしまいもするわけですよ。
ともあれ、祝日ですので、みなさんもぜひどうぞ。
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