[イルカ観察日記]タネヒル先発白紙。2017シーズンのロスター争いが始まったweek2レビュー

[イルカ観察日記]タネヒル先発白紙。2017シーズンのロスター争いが始まったweek2レビュー

タイトルは釣りです。 #いちたすにたすサバイバル の第3週でMIAに人気が集中している(というか、対戦相手のCLEに集中していると言うべきか)らしいので、ちょっと不安にして差し上げようと思っただけです。先発白紙というのは、もちろん2017シーズンの話。まあ、第3週から白紙でも、こちらとしてはむしろテンションあがりますけれども。

そんな、来年に向けての強化に残りのシーズンを使うべきだと改めて感じるような、第2週@NEでした。

Miami Dolphins vs New England Patriots

■試合
NE 31 – 24 MIA
終わってみれば惜しい試合のように見えるけれど、いきなり3シリーズ連続でタッチダウン取られ、その間オフェンスは何もできなかった時点で勝負は決まっていました。その後NEのQBガロッポが怪我して、農民顔のルーキーQBが出てきたのでどうにか試合っぽくはなったけれど、実際のところはコールド負け。

■オフェンス
今年のNEってパスカバー良いよね。前半はレシーバーが全然空かず苦しんだ。けれど、後半、ガロッポがいなくなってモメンタムが動いていたとはいえ、良いコールが増えたように感じたのは、ゲイスさんさすがっすっていうところか。そこは安堵。
しかし、モメンタムがどうであろうと、試合を通じてコンスタントにやらかし続けるのは、コーチだけに責任を押し付けられるものではなく、やはり選手集めから始めたくなるのであります。

■ディフェンス
今年の新DCは元DBコーチってことなのに、DBの補強が後回しにされ続けているのに不安を感じていたのですが、やっぱり足りなかった。特にニッケルのザルさがこの試合を決めた。
まあつまりは、弱点を見極めて的確にそこをついて、選手も実行できたっていうNEの総合力の勝利なんですけれども。

■ロスター残留ぎりぎりな人たち
2017シーズンに向けて、生き残れるか当落線上に落ちてくる選手が出始めました。逆に言えばここを補強できれば多少強くなるっていうことだと、強い心でポジティブに解釈します。

・QBタネヒル
今年はパスプロが今までよりもマシなので、サックもファンブルも減っている。しかし、プレッシャーがかかると焦って投げてインターセプト食らうし、プレッシャーがかからなくて落ち着いて投げてもDLに叩かれるし、センターのスナップは取れないし、去年までの課題が何もこなせていない。
さらに、今年はプレーコールも学べるはずなのに、明らかにブリッツくる場面でも何もできないし、3rd.ダウン&インチで急いでスニークしてロスするし、空気の読めなさも相変わらず。
契約はまだ残っているものの、来年カットしてもサラリーキャップにぜんぜん響かない契約内容なので、今年中に上記もろもろを克服し、バックショルダーも投げられるようにならないと、来年は新QBを探すことになる。
気分的にはもう探しているけれど。

・RBアジャイ
フォスターにスターターを奪われて拗ねて開幕戦シアトルに行かなかった子。
ボストンには行ったけれど、特に印象に残ったプレーもなく、ファンブルだけはした。
怪我も多いし、今年のルーキーのドレイクが怪我が治るにつれて良いプレーが増えてきていることもあり、もう一人の怪我人ピードが治って十分な働きを見せたら…っていうことになる。

・CBマッケイン
ニッケルとして出てくると狙われる。パスが通ってたのはだいたいニッケルのところ。今年もロスター当落線上だったけれど、この子が残ってるようじゃザルのままなんだろうなあと思わされました。

・Sトーマス
ニッケルとして出てくると狙われる。パスが通ってたのはだいたいニッケルのところ。今年もロスター当落線上だったけれど、この子が残ってるようじゃザルのままなんだろうなあと思わされました。

■来年の主力(期待)

・WRランドリー
安定して良い動きをしてる。試合展開が苦しくなると無理にラン・アフター・キャッチを稼ごうとしてファンブル癖があるんだけれど、そういう時はどっちみち負け試合なので仕方ないしなあ。ルーキー契約が終わった時が怖いけど、来年もエースにちがいない。

・WRパーカー
2年目。怪我がちだけど、出てくるときちんと仕事をする。ここまでのところ、ゲイスのプレーコールで、サイドライン際のパスが増えているので、今後も重要な役割を担うはず。しっかり試合に出続けていただきたい。

・CBハワード
ルーキーだけど十分な動きをしている。逆側のCBマックスウェルとともに、なんかクッションが大きくてルーズに守ってるなって感じることはあるものの、タックルもきちんとできてるし、及第点ではあると思われる。下がり気味なのはコーチからの指示なのかも。

・LBキコ
再生案件で不安だったけれど、開幕してみたら良い動き。素早いスピード感と守備範囲の広さはキークリーに近いとも言えるくらいで、一人でハードタックルを決めるほどではないのはやっぱりキークリー並ではないとも言える。でも他のLBとともに、そこそこきちんと集まって止めているので、去年に比べると何百倍も良い。
ガロッポをタックルして壊してしまったのは申し訳ないけれど、その直前くらいのプレーで余裕でサックのタイミングだったけど手加減したらガロッポにぬるぬると逃げられたのがあったので、本気でパックしないとダメだなって思って頑張ったんだろう。お互いにとって不運な巡り合わせでした。合掌。

■第3週CLE@MIA
というわけで、 #いちたすにたすサバイバル 。
地元開幕戦ですが、来年へ向けてのプレシーズンですので、過剰な期待は禁物です。
CLEのQBがどんな感じかはわかりませんが、MIAのパスカバーの穴はすでにバレきっているので、そこに通せるかどうかだけ。
CLEのディフェンスについても、何をしたらタネヒルがやらかすかはバレきっているので、それを実行できるかどうかだけ。
どちらにしても2TD勝負くらいじゃないでしょうか。
わたくしの予想は、CLE 14 – 17 MIA (希望)です。CLEの14点のうち6点はINTリターンTDです。MIAのDも3つほどTOを奪う希望です。
でも3点差。
そういうチームですよ。それでもMIAに賭けますか?





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