[イルカ観察日記]実に今年のチームらしい負け方でシーズンエンドな第15週ビルズ戦レビュー
MIA 16-24 BUF
今シーズンの課題がそのまま解決していないっていうのがバレちゃった試合でした。
対するビルズはチームとして良くまとまって集中していて、本来の選手個々の力は互角かもしれないのになーっていう差を感じされられちゃったわけで。
プレーオフの望みもこれで理論上は残ってるものの、まあなくなり、すがすがしくシーズンエンド。
ありがとうございました。
<オフェンス>
怪我人も多く、RB23アジャイも出ていき、コマ不足なのは否定できません。それに加え、特にQBはタネヒルの怪我がシーズン直前だったこともあり、準備不足でした。
でも、ここまでシーズンが深まっても結局あんまり進化してないのが問題なんですね。
■カトちゃん
ともあれ、この試合はQB6カトちゃん劇場でした。
先週ほどではないにしろ、それなりにプレーコールの通りに動けて投げられていたようには感じたのですが、問題はその精度。
そこ投げる? っていうインターセプトが3つ。
まあこういう人なんでしょう。
この2試合ほど良かったので、このままオフェンスが上手くいくようであれば来年のQB候補としてカトちゃん残っちゃうぞ、そしたらどうすんだろ、と思っていましたが。
杞憂でしたね。
■その他の選手たち
カトちゃん以外は、力不足は感じるものの、各自頑張ってた。っていう印象。
■しかし、プレーコール
先週は結構当たりも多かったプレーコールですが、今週は不発。でも先週に比べると凝ったプレーも少なかったし、去年からよく見るプレーだなーっていうコールも多かったし、きちんと対応されていた感がありました。
これもやっぱりOLとQBが急造ユニットだからなのか。それともゲイス的にコマ不足でこれくらいのプレーしかできないっていう判断なのか。それともベストメンバーがそろえばこのプレーで勝てるっていうことなのか。ゲイスの引き出しがこの範囲っていうことはなさそうですが。
この辺も来年に期待だなあ。
<ディフェンス>
こちらも怪我人は出てるのですが、それ以上に無策っぽさが目立っている今シーズン。今週もそのままでした。
■ランが止まらない
やはりMLBの薄さが目立ってしまうのですが、それ以外にも控え選手が出たところをきちんと狙われて出されている印象でした。
DT93スーが下がると中のランをやられるし、DEに78ファディが入ると外をまくられるし、CB28もときどき狙われていたような。
ビルズがきちんとスカウティングしていたとも言えるんでしょうけれど、やっぱりそのへんはシステムやプレーコールでカバーしてほしいのですよ。選手が変わっても同じプレーしてたら、そりゃ穴ははっきりしちゃうでしょ。
このあたりは今年はDCが初めてのシーズンということで、来年の成長に期待するしかないかなあ。
■パスが止まらない
パスに関してはTEとRB。これも正直にほとんど常にLBがカバーしてるもんだから、簡単にミスマッチをつくられているっていうのがシーズン序盤からずっと変わっていない。もしくはゾーンにした場合の、ニッケルたちの力不足もあるんでしょうけれど、いっこうに解消されませんね。
これも今年はDCが初めてのシーズンということで(略
■ハリス
ドラフト1位ルーキーのDE90ハリスが、徐々に良くなってきている気がするのがこの試合のちょっとした慰めでした。
まずしっかりコンテインしろという仕事を強調されているのか、外から大きく膨らんでラッシュしたり、スピンしたりということはほとんどないのですが、それなりにQBに近づいている。仕留めそこねた、っていう感じのプレーも2回くらいはあったので、文字通りもう一歩。
これもまあ、来年に期待でも(略
<あと2試合>
さて、いろいろと気分は消化試合に突入するわけですが、QBも、WR10スティールス以外のレシーバーも、TEたちも、RB32ドレイク以外のバックも、来年の契約が不透明です。なので、気合で数字を残さないといけません。
そして残りの対戦相手は、チーフスとビルズ。この両チームはもしMIAに負けるようなことがあると地区優勝やプレーオフが危なくなるという妙な緊張感もあるに違いない。
せめてひやひやさせてあげていただきたいところですね。