[イルカ観察日記] 2020年ドルフィンズのいかれた最終ロスターを紹介するぜ

[イルカ観察日記] 2020年ドルフィンズのいかれた最終ロスターを紹介するぜ

個人的印象での選手レビューです。
IRに入っている選手も含まれてたり、最終ロスターにいる選手でも出場機会が少ないと含まれてなかったり、偏見による抜粋ではありますが。

名前の後ろのカッコ内は、
A:スターターとして十分。定着してくれ。
B:ぎりぎりスターターとして使えるかな。でもチーム全員がBなら結構強いかも。
C:デプスとしてなら確保して欲しい。スターターとして使わないといけないのは辛い。
D:ちょっと。。。
という感じです。

52人中の内訳は、
A:9人
B:12人
C:21人
D:8人
ということで、やはりAとBで25人を超えないとプレーオフには届かないのかなーという気がします。

では、いかれた最終ロスターを紹介するぜ。


■QB


Tua Tagovailoa (C)

期待の全体5位ルーキーだったが、ハーバートとバローの出来が良かったので、なんかいまいちだったんじゃね?と言われる結果になった。特に消極的というか弱気なプレーが目立ったのが残念ではあった。

とはいえパスの成績は、
186/290(64.1%) 1814yds,11TD,5INT
レイティング87.1

10試合出場、1試合は最後に出てきてパスは2回投げただけ、9試合は先発したけど途中で交代した試合もある。なので、全試合先発フル出場した場合に換算するとどれくらいなのかわからないけれど、そこまで悪い数字ではないと思われる。
ルーキーだし、
怪我明けで試合勘も戻ってなかったはずだし、
パスプロいまいちだったし、
レシーバー陣だめだめだったし、
プレーコール単調だったし、
まともなQBコーチいなかったし。

チームは全体3位含め1巡2つと2巡2つ指名権を持っているので、他のQBを獲得できないわけではない。そのため、いろいろと騒がしいけれど。まだそんな大きな代償を払ってまで換えるほどではない。そんなことよりまともなOCとQBコーチをつけてあげるのが先。


Ryan Fitzpatrick (C)

183/267(68.5%)2091yds,13TD,8INT
レイティング95.6

みんな大好き髭おじさん。印象的な逆転劇もあったので記憶が美化されているけれど、全体的にはNFL平均ラインか少し下の成績。それでも今年は大崩れしなかった、上出来な方だったという印象。つまり、プレーオフを勝ち抜くのを本気で目指すチームの先発QBとしてはどうしても頼りない。
ツアの教育役として残るのは無しではないけれど、OCもゲイリーから代わってフィッツおじさんの知っているシステムではなくなる可能性も高いので、ツアのサポート全体として判断すべきことになるはず。


■RB


Myles Gaskin (B-)

10試合でラン584yds、パス388yds。合計972yds。
16試合換算だとラン934yds、パス620yds、合計1555yds。いい感じ。
2年目で成長を見せ、スターターを勝ち取ったけれど、まだ体が出来上がりきっていないというか、耐久性が低くて怪我がちだったような印象。オフでしっかり鍛えれば来年はスターター定着できるはず。

Salvon Ahmed (C)

6試合でラン319yds。
16試合換算だとラン850yds。悪くない。
ドラフト外からの拾い物だった。ガスキンと出身大学も一緒、プレースタイルも大体一緒、さらに同じく怪我が多かったので、オフに鍛えないといけない。来年はガスキンとスナップ分けあって年間通して出られるといいな。

Matt Breida (C-)

一昨年のラン814yds、去年の623ydsに対して、今年は254ydsに留まった。怪我も多かったけど、システムにあってなかった印象。49ersのタイミング合わせたブロックでいい感じに開いた穴をスピードで抜けるというプレーは今年のMIAにはなかった。なんとか穴見つけて走ってよって感じになってしまっていたのが、ちょっと苦手だったような。
FAになるので放出が濃厚ではあるけれど、次のOCによっては残る可能性もなくはないかな。

Patrick Laird (C)

3rdダウンバックという感じで出てきて、意外なところでそこそこのロングゲインを稼いだりもする便利なタイプ。こういうタイプのRBは1人はいるべきなんだろうけど、代替は容易な感もある。


■WR


DeVante Parker (B-)

63キャッチで793yds。怪我が多かったのに加えて、プレーコールとの相性も悪かった。高さ以外にいかせるものはないのに、それを無視したコールが多くって。
来年はOCがちゃんと使ってくれることを期待。

Preston Williams (C)

ACLをやっちゃってシーズンエンド。離脱前もパーカーと同じくプレーコールとの相性が悪かった。
来年はOCがちゃんと使ってくれることを期待するけど、怪我の回復具合と補強次第では最悪カットもありうる立ち位置ではある。

Jakeem Grant (C)

リターナーとしてはオールプロ2ndチーム選出の評価を受けたけど、レシーバーとしては全然。ルートランが下手なのでできるプレーが限られるし、キャラが被ったWRが増えすぎて出番も減った。
補強と新OC次第ではレシーバーとして生き残れるかもしれないけど、リターナー以外の役割がなくなっちゃうかもしれない。微妙なところ。

Malcolm Perry (C-)

出た時はたまにいい動きもして、いいゲインもしていたけれど、ちょっと怪我が多すぎた。サイズがなくてプロの当たりにまだ耐えられなかったのかもしれないけれど、このオフに頑張って鍛えないと生き残りも怪しい。

Lynn Bowden Jr. (D)

前OCの好きなタイプだったのか意外なほどチャンスをもらっていたけれど、ことごとく不発だった。次のOCが使い所を思い付かなかったら放出ということにもなりそう。もしくはリターナーとして使うか。

Mack Hollins (D)

でかいんだけどポロリ率が高すぎる。コスプレしてスタジアムに入場したり、仲間が反則ヒット受けて仕返しして退場になったり、いいキャラではあるんだけれど。
来年MIAのWR陣がNFLの平均的な選手層になったら残れないだろうなあ。

Isaiah Ford (D-)

ときどきアンダーニースであいていたけど、ただチェックダウンの位置にいただけ疑惑もあり、目立てはしなかった。PS止まりなんだよなあ。


■TE


Mike Gesicki (A)

1試合休んだけれど703yds、しかも平均獲得ヤードが13.3ydsとTEらしからぬ成績。去年も化ける予感はあったけれど、今年のチームで一番の収穫だったかも。
とはいえ、ゲシキが走り込むミドル奥めのゾーンをツアが全然見られていなかったので、QBがツアに変わってから目立たなくなった気がする。ツアが成長しないと宝の持ち腐れになってしまう。
でもちゃんと使われれば、全盛期のグラハムとか、GBにいたフィンリーだっけ、くらいにはなるはず。キトルとかケルシーほどブロックはできないけど、来年は一流TEだ。

Adam Shaheen (B-)

CHIから来た元ドラフト2巡。ここ2年くすぶってたけど、MIAに来てキャリアハイの成績を残した。むしろもっと使っていいのにっていう印象だった。
もっと良くなると思う掘り出し物なので、来年も順調にいって欲しいところ。

Durham Smythe (C)

若いけれどいぶし銀って感じ。飛び抜けたものはないけどブロックも真面目にするし、パスキャッチも下手ではない。
今年プロ初TDパスをキャッチしたときには、チームみんなが祝っていたし、多分いい奴なんだろう。来年もがんばれ。


■OL


Austin Jackson (B-)

LT。出ればそれなりに安定していたが、怪我でのお休みが多かった。プロの当たりの強さにまだ負けているんだろうから、このオフでしっかり鍛えていただきたい。

Ereck Flowers (C)

LG。パスプロいまいち、ランブロックぎりぎりくらいの印象。次のOCとの相性次第だけど、そんなにこれ以上成長する期待は持てないなあ。

Ted Karras (B-)

C。可もなく不可もなく的なイメージ。アップグレードはしたいけれど確保もありという感じでFAになる。これも次のOCとの相性次第か。

Solomon Kindley (B-)

RG。意外と早くスターターに定着した。フラワーズと同じく不安定さはあったものの、こちらはまだ成長する期待が大きい。疲れが溜まったのが終盤怪我で欠場が増えたので、やはりオフの間に鍛えていただきたい。

Robert Hunt (C-)

RT。スピードで外をまくられたり、ブリッツに慌ててハート様しぐさを見せたり、穴になってしまうことが多かった。2年目の躍進を期待。バストではありませんように。

Jesse Davis (C)

C以外はどこでもやらされる便利屋。ただ、今年の開幕時点ではRTとしてハントよりも上だったので、スターターとしてシーズンイン。デプスとしては良いんだけど、スターターとして使うのは厳しい。でも来年も便利屋よろしく。

Michael Deiter (-)

C。去年はGがメインだったけど、今年はCの練習をしていたらしい。出場が少なくてよくわからない。カラスがいなくなったらすぐにスターターというレベルではまだないとは思われる。

Julien Davenport (D)

LT。ジャクソンが怪我した時に出てきて、まあ当然の如くやられてた。

Adam Pankey (-)

ずっと怪我してた。


■EDGE


Emmanuel Ogbah (A-)

9サック。予想よりずっと良かった。でもやはりプレーコールが当たったときにサックしてるって印象なので、個人技で打開するほどの凄みはない。
でもいるといないとじゃかなり違うだろうし、とりあえず定着して欲しい。

Shaq Lawson (A-)

サックは4つだけどOLに押し負けずにQBを閉じ込められるし、ランにも対応できてた。シチュエーションによってはスピードラッシャーを出したいこともあるので、エース格とはいえないけれど確保したい選手。

Andrew Van Ginkel (B)

MIAにも金髪ロン毛エッジラッシャーがいるんです。今年の意外と成長した・オブ・ジ・イヤー。ただ、OLを正面から受け止めるパワーはないのでOLBって感じなんだけど、そのわりにはスピードはないほうかなあとは感じてしまう。
来年3年目。パワーをつけるのか、スピードを上げるのか、どっちでトレーニングするんだろ。

Jason Strowbridge (C-)

怪我人がでるとたまに試合にでてたけど、数字は残せず。来年2年目に飛躍できるか、PSで止まるか勝負の年。

Vince Biegel (C-)

去年NFLで初めて多少ロスター定着できたのに、今年アキレス腱を伸ばしちゃって全休。さらにFAなので来年も不透明。
元気なキャラだしスペシャルチームでも使えるので、怪我がきちんと治ってれば再契約もあるかもしれないけどなあ。


■DT


Christian Wilkins (A-)

今年も元気だった。初INTもしたし。元NEのウィルフォークを目指すならば、もっと体重があっても良いのかもしれないけど。

Raekwon Davis (B)

開幕数試合は不安だったけど、段々と対応できるようになって、終わってみればオール・ルーキー・チーム的なのに選ばれていた。0テクに行くのか、このまま3テク中心で行くのかわからないけれど、順調に成長していただきたい。

Davon Godchaux (B-)

去年フローレスの新しいシステムにいち早く対応して活躍したものの、今年は怪我で5試合でシーズンエンド。戻ってきて欲しいものの、来年5年目だし、ルーキーのデイビスがわりと良かったので、ちょっと不透明ではある。

Zach Sieler (C)

開幕当初は目立たないデプス要員だったのが、ゴッチョーの怪我で出場機会が増えて、意外と良い感じになったじゃんってところまでいった。中から3.5サックは上出来。


■LB


Kyle Van Noy (A)

移籍初年度ながらディフェンスのリーダーとしてチームを引っ張った。怪我でお休みも多かったけれど、ILBもOLBもこなしてプレーでもディフェンスの格になった。周りの選手のレベルが上がれば、さらにヴァンノイ個人も良くなるはず。

Jerome Baker (A)

去年いち早くフローレスの新システムに対応したが、去年はILB中心だったのに加えて、今年はさらにOLBの役割も増加。その結果、タックル数は去年の126から112に減ったものの、サックは去年の1.5から7に。来年も活躍して5年目オプションか長期契約を勝ち取れ。

Elandon Roberts (C-)

NE歴があるから呼んだって感じの選手。でもNEで微妙だった通り、やはり力不足が目立ってしまった。せめてパワーをつけて今のスピードを保てれば、来年以降もデプスとしては残れるが、という印象。

Kamu Grugier-Hill (C-)

同上

Calvin Munson (D)

上の2人の怪我でチャンスが回ってきたものの、出場順位通りの動きだった。

Sam Eguavoen (D)

元CFLのタックル王(だったはず)も、ちょっとシステムの複雑さに対応できていないか、たまにLBとして出ても真ん中にどっしり構えて動けずにいたような気が。たまたまオフェンスが正面にきたら負けない強さはあるんだけどなあ。オフの間にプレー理解って進むもんだろうか。


■CB


Xavien Howard (A)

今年のインターセプト王。例年より怪我も少なく、気持ちよくプレーできていた印象。維持するにはさらなる大型契約が必要になりそうなので、お金的に微妙になってくるけれど、できれば確保していただきたい。

Byron Jones (A)

ハワードがINTが多くて目立つタイプだとすると、ジョーンズはQBがパスを投げてこないので目立たないタイプ。でもシャットアウトしているからこその目立たなさ。ハワードと同じく、サラリーキャップ的にいつまで維持できるかという選手ではあるけれど、オフェンスにルーキー契約の選手が多いうちは確保していて欲しい。

Noah Igbinoghene (B-)

今年のドラフト1巡。シーズン半ばまで苦労していたものの、段々と出場機会も増えて、最後は大きなミスで目立つことはなくなっていった。来年はニッケルとしてか、相手のスピードタイプWR係として確立されていただきたい。

Nik Needham (C-)

主にニッケルとして出場。が、両サイドのCBが強いだけに、穴として狙われることが多かった。そして狙われると大体やられていた。去年よりは少し成長した感もあるとはいえ、スターターとして使うのは無理がある。イグちゃんの成長次第ではいなくなるかも。

Jamal Perry (C-)

DBとして出場するとほぼ確実にやられる。けど、スペシャルチームとしては使える。特にパントカバーが上手い。そっちで生き残れるかどうか。


■SS


Eric Rowe (C)

今年はスターターとしてほぼ出続けていたが、力不足は明らかだった。ブリッツやランサポートが主になる相手にはまだどうにか対応できていたものの、特にTEの良いチームが相手だと無力オブ無力。
起用場面を限定できるならばデプスとして役立てるとは思うものの、スターターは厳しい。

Clayton Fejedelem (D)

ロウが怪我した時に出てきたけれど、すぐにガッツリやられてた。根性ありそうなのでスペシャルチーム要員としてはありかもしれないけど、DBとしては厳しいなあ。

Kavon Frazier (D)

ほぼスペシャルチーム要員。怪我人が出て、さらにポカして下げられた選手が出たときにDBとしても出場していたが、やはりちょっとね。


■FS


Bobby McCain (C-)

今年なぜかスターターとして定着していたけれど、基本的にプレーには参加できていない。大きく下がってみんなの後ろから応援する係。そういう選手が主にサイドラインにいるのは悪くないんだけれど、フィールドに長時間出すのは問題だし、6M以上払うのは高い。

Brandon Jones (C)

ドラフト3位はリーチかと思ったけど、徐々にプレー機会が増えていって、そこそこきちんと生き残った。ややボックスに近い位置で使われることが多く、62タックルは良かったものの、たまにディープゾーンを守ると危なっかしくてたまらなかった。
明るいし勉強熱心だし、成長していただきたい。


■K


Jason Sanders (A)

オールプロに選ばれてびっくりしたけれど、確かにFGの成功率は36/39、40yds未満は15回失敗なし、50yds以上を8/9と、かなりの成績だった。
去年の状態(成功率76%)に戻らず、これからも安定していただければ最高。


■P


Matt Haack (B)

パントが飛ぶことは飛ぶんだけど、細かいコントロールはそれほどでもないかな、という印象。
パスは別に上手くないけどスペシャルプレーは上手で、キャラも良い。今年でFAになるのでいなくなる可能性はあるけれど、延長でも良い。


■LS


Blake Ferguson (B)

今年Kサンダースの調子が良かったのには、おそらくロングスナップも関与しているはず。前任のデニーさんも正確さは十分だったけれど、ファーガソンの方が若い分だけ早いんじゃないかな。
キャラもいいし、BUFに兄弟がいるので毎年ファーガソンボウルもあるし、少なくともルーキー契約中はこのまま残って欲しい。



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