[イルカ観察日記]ドルフィンズ新ヘッドコーチ就任のお知らせ
思っていたよりも早く決まった。
他のチームが、プレーオフが終わって、プレーオフに出てるチームのコーチの話を聞いてから決めようと思っているところに奇襲をかけた形なのかもしれないけれど。
というわけで、新ヘッドコーチは、
アダム・ゲイス
1978年3月29日生まれ。
今年の暫定HCだったダン・キャンベルが76年生まれでまだ30代、確か今年のNFLのHCの中では最年少だったはず。
それよりもさらに2才近く若い。すごいなあ。
コーチとしてのキャリアは、
2000-2002
LSUでアシスタント
2003-2006
DETでアシスタント
2007
DETでQBコーチ
2008
SFでアシスタント
2009-2010
DENでWRコーチ
2011-2012
DENでQBコーチ
2013-2014
DENでOC
2015
CHIでOC
QBおよびパス関連を土台とした、オフェンスのコーチっていうことでしょう。
つまりドルフィンズとしては、結局オフェンス中心のチーム作りという方向性は変わらない。
まあ、OLとQBはともかく、その他のスキルポジションはそこそこ集まっているので、それを活かすのが第一。さらにタネヒルをどうにかできれば最高、ということでの採用だろうと思われます。
上手くいくかなあ…
実際のところ、ゲイスという人はOCになって以来、ティー坊、兄者、カトちゃんと、いろいろな意味で個性の強いQBばかりと仕事をしてきたせいで、ゲイス本人としては影が薄いような印象があります。そんな意味で、結構未知数だなあ、という不安は拭えません。
さらに、結構な数のチームがゲイスと会っていましたが、こんなに早くあっさりとマイアミに決まるというのも意外。他に真剣に検討したチームはなかったのでしょうか。
そしてなにより、ゲイスのお仕事が多いようなのがまた不安です。
ヘッドコーチ職はもちろん初めて。さらに、プレーコールもする。ロスター決定権もある。ということで、かなりの重責を担うことになります。
まあ、ゲイスが若いってこともあるかもしれませんが、今回は5年契約ということで、もし来年だめでも、そのときにはタネヒルとスーを諦めて、完全再建でもうワンチャンスあげて、ゲイスとともにチームが成長すれば良いや、というくらいの腹づもりなのかもしれません。
それはそれで良いとは思います。
で、もう一つの問題はディフェンス。
ゲイスはまだ若いし、つてがあるとも思えない。元同僚のフィリップスが来てくれればいいけど、そんなわけがない。デンバーの前のDCは…と思ったらデルリオじゃないか。それも無理だ。
ということで、やはりタネンバウムを中心にして選ぶことになるのでしょう。こっちの方が問題だらけかも。ディフェンスをきちんと教室つ、ゲイスを補助できる、HC経験もあるような、それでいて性格も良い人がいればいいんですけど。でも、今のところ名前があがってるのは、こちらもまたHCやDCの経験はない人たち。
可能性はあるかもしれないけれど、ハズレも多いよ、きっと。
ともあれ、まずは上手くいくことを祈るばかりです。
関連情報
- 未練杯2022 GMたちの感想戦まとめ
- 未練杯2022感想戦
- ドラフト前の補強がほぼ終わったので現状と不安などまとめ
- シン・コーチ陣、残留ロスター、FA、サラリーキャップ、そしてドラフトへ。
- イカれたメンバーを紹介するぜ! ドルフィンズ2021シーズン選手の成長具合まとめ
- [噂の真相] フローレスはなぜクビになったのか
- あれれー?パッツをスイープしたのに嬉しさが半減してるよー?の18週NE@MIAレビュー
- ひどい試合でシーズン終了の17週 MIA@TENレビュー
- 落とせなかったNO戦を物足りない内容で拾った16週MIA@NOレビュー
- 遅くなったけど一応振り返っておく、15週NYJ@MIAレビュー