スーパーボウル優勝候補のビルズをあと一歩まで追い詰めたぞ!ドヤァ!!のweek18 BUF@MIAレビュー
■結果
MIA 14-21 BUF
■展開
前半、BUFがたくさんミスをしてくれました。なんと281yds進んで7得点だった。
しかし、MIAもその間に14点しか取れませんでした。こちらは純粋にBUFのディフェンスを崩せなかった。
後半もBUFの最初の2シリーズはパントとファンブルロスト。しかし、それでもMIAは点が取れなかった。
そして、限界がきました。BUFにパントリターンタッチダウンを取られて同点。すっかりモメンタムを掴まれ、次のBUFのオフェンスもタッチダウン。一気に逆転されて終了しました。
■オフェンス
ツア
パス27回中17回成功、173ヤード、1TD、2INT
出来が悪かった。左肩の怪我がどの程度影響していたかはわかりませんが、心なしかいつもよりパスが遅いような、ふんわり飛んでたような印象でした。
最初のインターセプトも、ちゃんと投げてりゃタッチダウンだった。
ヒル
怪我の影響で出番が減り、動きも悪いのかポロリもありました。直近3試合くらいはずっとこの調子。プレーオフもこのままでしょうから、かなり厳しい。
後半の低調さ
MIAの後半のオフェンスは、4パント1インターセプト。
前半わりとよくゲインできていた、RBエイチェンのひとり逆ハンドオフフェイクみたいなランに対応された感があります。
前半は相手LBが一瞬ハンドオフのフェイクを見てしまったり、エイチェンを追うのが遅れていたように見えます。
しかし、後半は迷わず正しくエイチェンに行ってる。まあそう何度も騙されてくれないよね。
また、前半はヒルを警戒してか2DEEPを主体にしていました。そのため、フィールド中央のミドルパスがそこそこ通っていました。
しかし、ヒルの怪我もあって奥の怖さがなくなったのか、もしくはツアがダメそうだと見て仕掛けてきたのか、シングルハイをしたり、マンツーマン+2DEEPみたいな変則的なカバーをしたり、バリエーションが増えたような気がします。そのせいでフィールド中央のパスも封じられた。
ヒルも奥に行くスピードがないし、ツアも奥に投げられないし、怪我人たちじゃ無理だった。ワドルもいないし。
何はともあれ最後のドライブ
4Q残り1分50秒、7点リードされている場面。
タイムアウトはもうなかったけれど、ディフェンスがBUFのギャンブルを止めてくれ、スタジアムは盛り上がった。そして回ってきた最後のオフェンス。この場面は追いつかないと、NFLの一流QBとは思ってもらえないんだよなあ。
そこそこドライブは出来ました。しかし、WRヒルが怪我でサイドラインに下がるまでだった。代わりにクレイプールが入って、でも、なんでもかんでもヒルのタイミングで投げちゃって、合わずにインターセプト。
ヒルだったらあと3ヤード余計に進んでから、2ヤード余計に戻ってきて、フリーになってパスをキャッチしていたでしょう。でもなあ、レシーバーに合わせて投げられるようにならないとダメだよね。
■ディフェンス
あれだけオフェンスがグダグダで、BUFに38分も攻撃されて休む時間もなく、フィールドポジションも悪かったのに、ディフェンスの失点は14点だけ。
2インターセプト、1ファンブルリカバー、2回ギャンブルを止めました。最高。
アレンのインターセプトも、確かにアレンが無茶した感はあるけれど、追い込んだのはディフェンスだし。
さらにINTできそうなプレーもあった。その次のプレーでファンブルさせたし。破壊力がある代わりにミスも多いのがBUFのオフェンスの持ち味ではありますが、いい感じに守れていました。
ただしアップル以外
CBハワードが壊れちゃったので、代わりに入ったアップル。ボールがどこにあるのかまったくわからないままプレーする子。
ハワードならインターセプトチャンスのパスも簡単に通される。
DLがパスを叩いて浮いたボールなんてどこにあるか探そうともしない。
■直接の敗因はパント
今シーズンずっとクソなパントを蹴り続けていたパンターですが、最後にまたやらかしました。
飛距離だけ稼ごうとして蹴ったから、弾道が低かったのでしょう。ハングタイムが4.6秒くらいで、58ヤード飛んだらしい。
キック力がないからハングタイムを稼げないのに距離を欲張りすぎた。これじゃラッシュが追いつけない。パントリターナーが取った時、一番近いラッシュの選手まで15ヤードもあるんだもん。
■MIAの勝負弱さよ
結局のところ、BUFが強かったんです。BUFのオフェンスはミスが多くて点は取れなかったけど、3&OUTはなかったし、ぐいぐいゲインしてた。ディフェンスは前半ヒルを中心に守った上で、後半はさらに対応してきた。そして、試合を動かしたスペシャルチーム。総合力でかなわなかった感じ。早く弱くなれ。