[イルカ観察日記]NFL2015第9週MIA@BUFレビュー
MIA 17-33 BUF
点差以上のがっかり感。点差も結構ひどいけど、それ以上の完敗感。
前半はBUFの反則とMIAのお笑いプレーの戦いだったが、後半はMIAがダメさ加減で圧倒。
ついてない面はあったけれど、暫定HCの判断が裏目にでまくってモメンタムをBUFに差し上げる形になったので、まあ経験のなさってものなのでしょうか。
■要所で笑いを取るオフェンス
ちょっと良いかなと思うと、きちんとグダグダしてくださる。
・いきなりのエクスチェンジミスからのセーフティー。
・前半終了間際、良いドライブでゴール前10yds以内まで進んで、残り14秒、タイムアウト取らず、2秒まで無駄に時間を進める。で、TD狙って、もちろんだめで、前半終了。タイムアウト取ってれば、パス失敗してもFGは確保できたのに。FG蹴るのにグダグダしてディレイになっちゃっても問題ない距離だったのに。
・後半、5点差までつめたところで、タネヒルがいつも通りラッシュに何もできずファンブルしてロスト。見えてたのに。わざわざ逃げて投げ捨てようとしたのに、それでも叩かれてファンブルするとか、すごい才能。
・12点差になっちゃって、敵陣40ヤードでギャンブルしようとして、ディレイを避けるためにタイムアウト無駄にして、やり直しのプレーでホールディングして、あきらめてパント。
勝負弱いとかいうレベルでなく、試合を組み立てる力がない感じ。
■どかどかロングゲインを許すディフェンス
そこそこ止めてるかなーと思うと、どかんとロングゲインされる。前半は2回だけだったけど、だんだんビッグプレーの間隔が狭くなって、最後はどっかんどっかん。
タックルできない病は多少治ったように見えてたけど、今度はタックルするところまで行けない病にかかったらしい。ちょっとランに溜めをつくられるとまったくコンテインできてなくて一発で行かれるんだけど、新しいDCはそういうギャンブリングなのが趣味なのかしらん。前のDCがひたすら下がって待ってタックルしないっていう芸風だったから、ちょっと変わりすぎてよくわからない。
■BUF並みの反則率のスペシャルチーム
ほとんどのキックリターンで反則してた印象。フィールドポジション悪すぎ。
スペシャルチームがまともじゃないのはここ10年くらいずっとだけど。つらい。
■芸人QBタネヒル
・いきなりのショットガンぽろりセーフティー。
・ラッシュをしっかり意識して逃げてるつもりだったのに叩かれてファンブル。
・プレーアクションに相手が全然だまされてなくて、パスがくるレシーバーの周りに集まって待ち構えてるのに、そこにきちんと投げ込む。
・ヒッチパスが常にバックワードパスになってて怖い。パスインターフェアしていただいても、バックワードだから反則いただけない。
・フリーフリッカーで自らパスキャッチ。
などなど。
去年までは非常に亀な歩みではあったものの成長してなくもない感があったけど、今年はぜんぜん進んでない。来年コーチ陣ががらりと変わったらQBも変わるかも。
■哀しみのスー
・QBつかんでたのに手加減して倒さずにいたら審判がフエふいてくれずプレーが終わらず怒る。
・完全にホールディングくらってるのに審判が無視してTDパスが通ってやさぐれる。
・真面目にパシュートして後ろからマッコイにタックルしたら指さして痛かったアピールされていじける。
というわけで、地区内全敗まっしぐら。
暫定HCのクビがつながる程度に勝ってほしいのか、このままドラフト狙いにいってほしいのか、決めかねる今日この頃。