BUF(観客も含め)気合入ってたなーのweek4 MIA@BUFレビュー

BUF(観客も含め)気合入ってたなーのweek4 MIA@BUFレビュー

■結果

MIA 20-48 BUF

完敗。

■展開

スタジアムの雰囲気がすごかった。普段のBUFもすごいけど、今週は特にうるさかったし、客が気合い入ってるって雰囲気があった。なかなか珍しい気がする。

まあ先週MIAが70点も取っちゃったからだでしょう。ぶっつぶしてやる!ってなるよねー。


そして、アレンがやらかさなかった。

相手にやらかしてもらわないと勝てないってのが問題ではあるのですが、地元ファンの雰囲気に押されてか、アレンも普段よりずっと集中しているように見えました。ミスなくまとめられれば、ビルズってこれくらい強いよねっていう。


それでも、MIAも1Qだけは食い下がりました。

1Q終わってBUFとMIAが2TD、14-14、このまま行ったら60点勝負だなーなんてペースまで持っていった。

しかし、先に耐えきれなくなったのはMIAでした。

3シリーズ目は反則をきっかけにパント。

4シリーズ目はパスミスでパント。

で、同時にアームステッドが怪我。実質的にはこれで終了でした。

結果としてはMIAがターンオーバー2つ、BUFが0。実力的にはBUFが上なんだから、こっちがミスしてちゃ勝てない。

■ディフェンス

圧倒的DB不足

本来のDB陣は、

CB:ハワード/ラムジー/ニーダムor甲府くん

S:ホランド/エリオット

しかし怪我人ぞくぞくで、この試合は、

CB:ハワード/甲府くん/べセル

S:ホランド/ジョーンズ

そして、CB4甲府くん+SS29ジョーンズのところが、相手エースWRディッグスに狙われまくりました。

今年のMIAは左右でCBを固定しているので、ハワードのサイドは無視して、甲府くんとべセルを攻める、という作戦だったのでしょう。

ディッグスの動きが偏ってるしね。右はハワードのサイド、左が甲府くんのサイド。

CB25ハワードとFS8ホランドでディッグスをカバーすればディッグスを消せたかもしれませんが、そしたら別のWRで甲府くんとべセルを攻められただけだろうから、結果は多分一緒。
問題は層の薄さなので、早くラムジーとニーダムとエリオットが戻ってくるのを祈るしかありません。このIf Healthyっぷりよ。

パスラッシュ不足

EDGE15フィリップスが欠場だったのも響いた感があります。代わりに入った43銀ちゃんは2サックと活躍しましたが、ごっつぁんサックという雰囲気でした。単騎エースになったEDGE2チャブをしっかり抑えられてしまったので、銀ちゃんがやったのは試合展開的には別に問題ないサックって感じ。

パスラッシュを強くしないとアレンがやらかしてくれない。そしたら勝機がない。

それにつけてもIf Healthy

MIAディフェンスはひたすらやられてしまったのですが、淡々と手合わせしただけという感じでもありました。無理にディッグスを抑えにいったり、ブリッツ入れまくってアレンにプレッシャーをかけたり、ということはなかった。

つまりはまあ、この試合はこんなもんで良いっていう判断もあったのでしょう。

勝負はweek18の再戦、そしてプレーオフ、ということで。

多分ね。それに期待。

■オフェンス

ビッグプレーを防がれた

今年ツア名物になっている20yds以上のロングパスがありませんでした。

RACのおかげで、WR10ヒル20yds、TE81スマイス22yds、RB31モスタート22yds、FB30金ちゃん23dysというスタッツは残っています。が、それでも派手なロングゲインがない。

その原因は、BUFのディフェンスがしっかり2deepで守り、速いパスラッシュを入れ続けたことでしょう。試合中はMIAのプレーコールがコンサバすぎるとか思ったのですが、実際は投げるところがなかったんですね。

その結果、チェックダウンやスクリーンに頼らざるを得なくなりました。

これだけ瞬殺されてたらすぐ投げるしかない。

パスプロ

短いパスに頼らなければならない原因は、相手が2deepでパスカバーしていたことだけではありません。

パスプロが崩壊したからでもあります。

この試合、C58ウィリアムスがお休み、代役は74愛犬でした。で、愛犬のパスプロが悪かった。

そして、2Q残り5分くらいのところで、LT72アームステッドが怪我で退場。これ以降のドライブはどうしようもありませんでした。

さらに点差が開くと、BUFのディフェンスはプレーアクションも無視してパスラッシュしてくるようになり、もうグダグダ。

ミスせず進み続けられなかった

それでも、ヒルを奥まで走らせない、あるいはヒルを囮にするプレーで、ドライブを組み立てることはできていました。

しかし、それでは我慢比べになってしまいます。

そして、パスやパスプロのミスでファーストダウンを取れなくなることが増えました。

こういう守られ方をしても、ひたすら5ydsづつゲインしてミスなくドライブを続けてタッチダウンを取る、というところまで完成度を高められれば勝てます。でもそれができたのはモンタナ時代のSFとブレーデー様時代のNEだけなのよ。

我慢し続け、ジャブだけで殴り勝つ。それが最強。とは思うけど、難しい。
適当にビッグプレーができるくらいのパスプロは必要なのです。

■順調に怪我人が増えてる

予想通りではあるものの、やはりダメだったかって感じ。

シーズンアウトというほどでもない怪我ばかりなので、どうにかプレーオフに漕ぎ着けて、そこで奇跡的に戦力そろったりしないかなー、という夢を見るしかない。

■来週はNYG

NYG@MIA

今週ひどい負け方をしたチーム同士の対戦です。

ともあれ、バークレーは大事を取ってもう1週間お休みしたほうがいいよ。





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