[イルカ観察日記] 2020シーズン直前ドルフィンズ開幕ロスターまとめ
イカれた53人+アルファを紹介するぜ!のコーナーです。
しかし新加入が多くてプレシーズンゲームもなかったので実態がわかりません。
とにかく若いチームで、30才以上がフィッツなんとかおじさんしかいません。伸び代しかないですよ。ファンになるなら今ですよ。
<オフェンス>
■QB
Tua Tagovailoa
ドラフト1巡、全体5位で獲得した期待の星。ドルフィンズは去年、もともと全体1位候補だったツアが欲しくてタンクしたという噂があるほどでした。
しかし結果としてタンクは失敗、5勝もしちゃった。
でもツアも怪我して全体1位からスリップ。全体5位で結局指名できた、ということでご縁は感じます。
とはいえ不安もたくさんあり…
・怪我はちゃんと治るのか
・治ったとしてまたすぐに怪我しないか
・去年はパスの精度もいまいちだったけど、一昨年の状態に戻るか
・筆記テスト的なのの成績が悪かったらしいが、プレー覚えられるか
・意外と小さい6-0しかない大丈夫か
などなど。
デビューはシーズン半ばになるでしょうけれど、今年中に先発できれば成功、という広い心で見守ります。
Ryan Fitzpatrick
今年の暫定先発QBです。チーム唯一の30代。というか37歳。15年目。ハーバード卒なのにドラフト全体215番目の下位指名でプロ入りした硬派。知的でプレーを覚えるのが早いらしく、控えQBとして重宝されるのか8チームを渡り歩いています。
そして最強の必殺技が先発殺し。
フィッツおじさんを控えとして雇うと、なぜか先発QBが怪我をしたり調子を崩したりして、いつのまにやらフィッツおじさんが先発しているのです。そんな中でスペ体質疑惑のあるツアを先発に格上げするのは恐ろしいので、今年はギリギリまでフィッツおじさんがスターターでも良いや。
いまのところロスター登録は2人だけ。今年はPSの規定が特殊で、実質的にはPSのルドルフが3rd.QBということになるみたい。もし試合中に2人とも怪我したとしても、WR登録のペリーとボウエンも一応QBできるらしいし、まあ良いのかな。
■RB
Jordan Howard
今年5年目、ドラ5でCHIに指名され、最初2年はラン1000ydsを超えて順調に見えたけれど、HCが変わって調子が狂ったか、3年目が終わったとろこで放出。去年はPHIでそこそこの活躍を見せていたものの、怪我で離脱。今年は復活の年。
バランスの良い古典派ランナーというイメージのスタイルで、非力なOLとスプレッドオフェンスの中でどれだけ走れるか未知数ではあるけれど、とりあえずエースとして頑張れ。
Matt Breida
SFから電撃移籍してきた、というかサプライズ放出されたスピードタイプRB。スーパーボウルまで行ったチームから絶賛再建中のチームに移籍して何を思う。
1人で全プレー出るようなタイプではないみたいだけれど、ハワードとローテーションして上手いこと使えたら良い。
Patrick Laird
去年シーズン後半に頭角をあらわした3rd.ダウン要員タイプ。ひととおり器用にこなすので便利。
インスタ見た感じでは犬派。
Myles Gaskin
去年のドラフト7巡指名。去年はさすがにまだ体も小さいし一杯一杯って雰囲気だったけれど、今年はキャンプでの評判も良く、意外と危なげなくロスターに残った。シーズン中にさらにどれくらい成長できるか。
Chandler Cox
唯一のFBタイプ。ルックスからして熱そう。
去年はいまいち出場機会が増えなかったけれど、今年はTEがロスターに3人だけなので、たくさん使われるといいな。
■WR
DeVante Parker
でかい担当1。
微妙な元ドラ1としてゆるゆる過ごしてきたが、去年5年目にしてようやく1000ydsキャッチを達成。とりあえずエース格になった。
去年変わったのは、高くぶん投げたパスをディフェンスと競り合って捕るのが増えたこと。フィルビン時代やゲイス時代はもっとスマートにプレーさせようとしてたけど無理だった雰囲気なので、ようやくキャラに合った使い方が見つかったと言えるか。ぶん投げるだけのフィッツおじさんの副産物か。
今年はQBが、フィッツおじさんからツアへの切り替えがあるので、それでまた迷走しないよう注意していただきたい。
Preston Williams
でかい担当2。
去年のドラフト外ルーキー。シーズン途中まではパーカーよりも調子が良かったけれど、怪我で離脱。つまり怪我がなければパーカーの代わりに1200ydsキャッチしてルーキーオブザイヤー候補になっていたはずの逸材である。
こちらもパーカーと同じくでかくて競り合って捕れてただけ疑惑もあるので、ルートランも上達していただきたい。
Mack Hollins
でかい担当3。
キャンプ中にもそれほど評判を聞いていなかったし、サプライズ生き残りとも言える。パーカーがキャンプ終盤で怪我してたので、万全になるまでの繋ぎとして同じような体格のホリンズを残したのかも。
どちらにしろシーズン通して生き残り争いをするはずの立ち位置、妙に成長していただければ嬉しい。
ドラゴンボール好き。パーカーもインスタのアイコンが悟空なので、2人でドラゴンボールTDセレブレーションでもしたら良い。
Jakeem Grant
すばしこい担当。
去年の靭帯の怪我の影響が残らなければ良いんだけれど。去年までは、自由にやれや、みたいなプレーが多かったので、新システムに合うかどうかも不安ではある。
Isaiah Ford
ふつう担当。
特に何が特徴ということもなさそうな評判なので、ちょっとしたサプライズ生き残りではあるけれど。
ルートランをちゃんとするイメージのレシーバーが他にいないので、とりあえず必要な人材なのかもしれない。いや、ルートをちゃんと走るレシーバーが1人だけのチームって、どうなのよ。
Malcolm Perry
飛び道具1。
ネイビーではQBとして2000ydsランを達成した、理解するのに間が必要な選手。
ドラフト時はRBとも紹介されていたけれど、キャンプでは主にWRの練習をしていたようで、ロスター登録もWR。
将来的にはテイサム・ヒルっぽく使えたら面白いので見守るしかない。
Lynn Bowden
飛び道具2。
ロスター確定直前にLVとのトレードで獲得。今年のドラフト3位なのでびっくりトレードだったものの、LVはRBとして取ったらしく、そっちが上手く行かなかったのかな、という感じ。
当面はリターナーとしての起用だけかもしれないけれど、ペリーとボウデンの2人でわけのわからないプレーをしていただきたいところ。
本当はスピードもあってルートランも上手なエースタイプのWRが欲しいのですが、それは来年に、もしくはツアがきちんとプレー覚えてからに持ち越しか。
また、奥にぶち抜けるスピードタイプのWRもいません。
スリーパーって噂だったドラフト外のメリットは、キャンプ中ほとんど怪我していたようでロスターには残れず。PSで確保できたので鍛え直していただきたい。
また、いけないことして首になった元CLEのキャラウェイを、出場停止中だけれどPSとして獲得。真面目に働くなら、スピードタイプとしてシーズン後半から出場できるかも。
■TE
Mike Gesicki
今年こそブレイク期待の3年目。パスキャッチ特化型TEなので、どんな使われ方をするか楽しみ。
先日結婚したばかりで、インスタにイチャイチャ写真を上げているが、奥さんとの身長差がすごくて微笑ましい。
Adam Shaheen
CHIからもらったも同然のトレードで来た元ドラ2の4年目。ゴツいイケメンって風貌で、どちらかというとべアーズの方が似合うけどね。
新しいシステムにマッチしてブレイクしていただくことを願います。
Durham Smythe
元ドラ4の3年目。ずば抜けるところはないけれどバランスよく一通りOKってイメージ。
■OL
(先発候補)
LT:Austin Jackson
今年のドラ1ルーキー。妹に骨髄を提供した次は、怪我がちなツアを守るお仕事に就いた、心やさしき人。
ドラフト時はOTとしてトップ集団という評価ではなかったけれど、キャンプではそつなくスムーズに先発LTの座を確定させていた。地味な実力派かもしれない。
LG:Ereck Flowers
元ドラ1全体9位ながら、まあとりあえずこいつで良いや的な穴埋め獲得をされ続け、6年目にして4チーム目のジャーニーマン。押されれば下がるし、外をまくられれば眺めてるという噂もあるけれど、一応MIAとは3年契約。
C:Ted Karras
去年NEでそこそこ活躍したものの、先発を確約されなかったから出場機会を求めてMIAに来たという上昇志向ガイ。しかも1年契約なので、今年しっかり評価を上げて、来年さらに良い契約延長を勝ち取るか、FAとして移籍するか、という野望を抱いているはず。実現させていただければ良いのです。
RG:Solomon Kindley
今年のドラフト4巡。キャンプで評価が意外なほどするすると上がっていき、ファーストチームでの練習に定着。そのまま開幕スターターっぽい。さすがジョージア大のOL。
髭&ドレッドで首から上のボリューム感がすごい。
RT:Jesse Davis
ドラフト外で2年間ほぼ浪人してからMIA入りし、センター以外どこでもやるという器用な補欠扱いから始めて4年を過ごし、今年ついに3年契約15Mを勝ち取った苦労人。それだけ推せる。
相変わらずパワー不足な印象はあるけれど、ひとまずドラフト2巡ルーキーのハントとの競争に勝って開幕スターター。今年中か来年か、スターターの座を譲ることは予想されるけれど、それでも便利なデプスとして残って頑張ってくれそうな良い人イメージ。推せる。
(控え)
OT:Robert Hunt
ドラフト2巡のルーキー。開幕スターターも期待されたけれど、キャンプ中の評判ではプレーブックを覚えるのに時間がかかってしまっている様子。ゆっくりやっておくれ。
OT:Julie’n Davenport
去年タンシルがらみのトレードにオマケ的についてきて、今年もいる。スターターとしては難しいかなー、デプスとしてはできるだけ試合に出ないですんでほしいかなー、というイメージ。
T/G:Adam Pankey
ドラフト外でNFL入りして3年、PSからたまにロスターに入るくらいの立ち位置にいたらしい。試合出場は4試合だけ。
それでも去年試合にも出ていたGロスター候補の2人を押しのけて生き残ったんだから、評価は高かったのだろうと思われます。
C/G:Michael Deiter
去年のドラ3で、主にLGとして15試合先発していました。なので、今年はGのスターターに名前が上がってこずに意外だったのですが、なんとCの練習をしているとのこと。
カラスが来年は出て行くと予想して、あるいはカラスよりも良いCになると期待して、今年1年かけて習得させる計画でしょうか。来年スターターCになってたら良いね。
<ディフェンス>
■DT/NT
Christian Wilkins
去年のドラ1。指名後に舞台に登場してグッデルにヒップアタックをかました逸材。
動けるDTって感じで評価も高い。練習中つねに歌っているらしい。
Davon Godchaux
今年4年目、ある意味で勝負の年の元ドラ5。年々着実に体も大きくなっていってるし、去年いち早くフローレスの新しいディフェンスシステムに適応して個人成績も伸ばしたし、さらに良いDTとして成長していただきたい。
Raekwon Davis
今年のドラフト2巡。身長2メートル。ルーキーながらコロナで大変なときには病院訪問したり、ブラックアウト活動したり、社会活動にも熱心な様子。
Jason Strowbridge
今年のドラフト5巡。キャンプではそんなに目立ってなかったのかな、あまり名前を見かけなかった。
Zach Sieler
ロスターに滑り込んだって雰囲気。ジャーニーマン化するか、MIAに定着できるか、というところ。
ウィルキンスとゴッチョーが先発扱い。他の3人は登録的にはDEになってたりするけれど、IDLということでこの枠での紹介でした。
完全なNTってタイプがいないのが不安ではある。
■EDGE
Kyle Van Noy
NEからやってきたビッグネーム。ときどきインスタにやたらセクシーな奥さんが登場する。
個人成績よりもチームリーダーとしての働きの方が大きくなりそう。フィールドの大将として頑張っていただきたい。
Shaq Lawson
いまいち伸びきらずに5年目オプションを使われなかった元ドラ1。
でもテンション高めにやってるみたいなので良い。古巣ビルズ戦で爆発していただきたい。
Emmanuel Ogbah
去年KCに移籍してチームはスーパーボウル制覇したものの、自分は怪我で途中離脱。去年9週までに5.5サックしてたから、今年は16試合で14サックする計算になるんだよね知らんけど。
Andrew Van Ginkel
2年目。去年はいまいち成績を残せず、今年こそきちんと活躍したいところ。
金髪ロン毛パスラッシャーって意外と多い気がするけど、量産型金髪ロン毛パスラッシャーで終わらず、金髪ロン毛パスラッシャー第一人者の座を継ぐつもりで頑張っていただきたいっていう金髪ロン毛。
■LB
Jerome Baker
3年目。去年フローレスのシステムに上手くフィットして、トータル122タックルと大成長した。今年はLBユニットの中心としてゲラゲラ笑いながら練習している様子。さらなる成長が期待される。
Sam Eguavoen
CFLで4年間プレーして、去年NFL入りした遅咲きの人。タックルの強い古典的なLBって雰囲気で良い。今年はマクミランがいなくなったこともあり、出場機会もさらに増えることが予想されるので、先発を勝ち取ったり100タックルしたりというブレイクを期待。
Kamu Grugier-Hill
今年PHIから移籍。元NEでフローレスと面識あり。コンバインでの40ydsが4.4台だし、スピードのあるLBって感じか。
Elandon Roberts
こちらもNEから移籍でフローレスと面識あり。さらにコンバインでの40ydsが4.4台ってのも同じタイプ。
4年で200タックルと、良い感じのローテーション要員だった様子。先発定着まで成長できるか。
Calvin Munson
こちらもまたまた元NEでフローレスと面識あり。
■CB
Xavien Howard
一昨年、怪我もあって12試合しか出なかったけど7INTとブレイクした。去年はタンクだったこともあって、ゆっくりリハビリしていた印象。今年はフル出場さえしてくれればそれで良い。
Byron Jones
今年DALから移籍のビッグネーム。INTは5年で2つだけながら、シャットダウンコーナーとして評価が高い。
キャンプではまだハワードと2人そろってのスクリメージはほとんどなかったけれど、どんなコンビになるもんでしょうか、楽しみ。
Noah Igbinoghene
今年のドラフト1巡。サイズは小さめながらスピード抜群。あとはレシーバーにベタ付きできるテクニックを身につけれられれば、というところみたい。良いパイセンCB2人からたくさん学んでいただきたい。
Jamal Perry
誰だ? って思ったら去年はJomal Wiltzって名前だった。苗字変わったのね。
CBとしてはいまいちだったけれど、スペシャルチームで、特にキックラッシュで良い動きをしていた記憶。
Nik Needham
去年ドラフト外ながら1年間生き残り、12試合で2INT、トータル54タックル。デプスとしては使えるという評価を得た。じわじわで良いから成長していただきたい。
■S
Eric Rowe
元ドラ2だけどくすぶっていたところ、NEでフローレスと一緒だったってことで引き抜かれて、去年は全試合出場。いつの間にやら先発に定着していた。
地味だし、シングルハイできるってほどでもないし、今年はスターター候補のS取るよなーって思ってたんだけれど大きな補強はなく、今年もロウが開幕スターターの様子。不安はあるが、さらなる成長を願うしかないか。
Bobby McCain
テンションの高さは買うけれど、パスカバーはセットした位置より前しか守れないし、タックルできない病もちょくちょく発症するし、ブリッツ以外でどう使えば良いのよ、という子。
去年はスロットでの出場が多かった気がするけれど、今年はCBが充実したこともあってセーフティーをやるらしい。
セーフティ。
後ろには誰もいないポジション。
それを自分より後ろのパスカバーができないマッケインにやらせる。
不可解。
Brandon Jones
ルーキー。カレッジのハイライトを観た感じでは、サイズはないけれど気合の入ったプレーが目立っていた。
また、スカウティングが大好きらしく、相手チームのプレーをメモしまくったノートなんかもドラフトの時に紹介されていた。
早くマッケインを追い抜いて。
Clayton Fejedelem
今年CINから移籍。セーフティーとしてはデプスって雰囲気だけれど、スペシャルチーム兼なのかな。
Kavon Frazier
今年DALから移籍。去年は4試合だけ出場でIR入りしているので、復活を目指す感じか。
■K
Jason Sanders
3年目。40ヤード台をわりとよく外すイメージ。本当はもっと安定感あるキッカーがほしいところだけれど、昨今のキッカー畑は日照り続きで各チームともキッカー不作に苦しんでいるので、とりあえずキープでいいかなあという感じ。
なんて言ったって去年タッチダウンキャッチしてるし。
■P
Matt Haack
4年目。距離はわりと出るけど、エンドゾーンギリギリで止めたりするほどのテクニックはまだまだってイメージ。本当はもっと思い通りに落とせるパンターがほしいところだけど、そんなに良いパンターもなかなか生えてないから、とりあえずキープだろうって感じ。
なんて言ったって去年タッチダウンパス投げてるし。
■LS
Blake Ferguson
まさかのドラフト6巡で指名した、LSU出身のルーキー。
と思ったら、2015年以降は毎年1人ずつドラフト指名されてるらしい。
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