[イルカ観察日記] キャンプ前ロスターメモ

[イルカ観察日記] キャンプ前ロスターメモ

キャンプも近いので現在のロスター名簿と、残りそうなところのメモを。
まあマッデンには最弱チームと言われてますけどね。それでも見所も生き残り競争もあるのだよ。

2019年マイアミドルフィンズ。もうすぐキャンプイン

■QB

Ryan Fitzpatrick
Josh Rosen
Jake Rudock

去年のスターターだったタネヒルと控えのオスワイラは共に放出。総入れ替えみたいなものになりました。
まずフィッツなんとかおじさんを獲得した時点では、おじさんをブリッジにして今年か来年ドラフトでフランチャイズQBになれる子を取るつもりだろうと思われました。
が、その後トレードでローゼンを獲得。

なので、今年はローゼンを試す年。今後もローゼンでいけるのか、フランチャイズQBになれるのか判断するのが第一のシーズンになるはずです。とはいえ、まだ現時点ではフィッツなんとかさんの方がスターターに近いような報道に見えます。まあおじさんの魔法は9月中に解けるので、10月くらいからローゼンにスイッチ、その後の動き次第で来年のドラフトが決まる、という感じになるのでは。
来年は有望なQBが複数人いるらしいので、今年ぜんぜん勝てなかったらローゼンをあきらめてドラフトでQB指名できるでしょう。とはいえ、微妙な順番ならトレードアップしなければなりませんし、ローゼンでいけるとなれば1巡でQB以外を指名できるのは大きい。なので、ローゼンの覚醒を期待するところであります。

ルドックはもう3年目だし、これから急に覚醒ってこともないのかな。堅実な3本目として頑張って。

■RB

Kenyan Drake
Kalen Ballage
Myles Gaskin
Kenneth Farrow
Patrick Laird
Mark Walton

ゴアさんがいなくなり、ドレイクが独り立ちできるかどうか。とはいえ、バレッジも去年とりあえず使える目処は立ったように思うので、基本的にはローテーション起用で良いのでしょう。2人ともなんとなくだけどNE流オフェンスに馴染みそうなので期待。

あとロスターに残るのは、今年のドラフト7巡のガスキンと、去年NEで修行してたファロウの2人か。こちらは両方ともやや小さめの3rd.ダウン要員っぽい感じ。

ドレイクがさらに成長して軸になるのが理想な気はするけれど、そこまでいけなくとも4人をバランスよく使うことはできるかな。ロスター候補の4人はみんなまだ若いので、順調に底上げが進めば来年以降も大丈夫。

■FB

Chandler Cox

オフェンスがNE流になって久しぶりに復活したフルバック。7巡とはいえドラフトしたんだから期待してるはず。残ってほしい。

■WR

Kenny Stills
Albert Wilson
Jakeem Grant
DeVante Parker
Brice Butler
Trenton Irwin
Reece Horn
Preston Williams

レシーバー陣は、結局去年と同じ顔ぶれになりつつあり。
スティールスとウィルソンがスターターの筆頭扱いになると思われます。そしてちびっこグラントと、今年は違うと毎年言われつつ違わないパーカー。ここまではロスター確定でしょう。
残りの4人では、バトラーが筆頭か。さらにもう1人ロスター入りするか、今年はTEが多いのでWRは5人で行くか、といったところかな。

つまり若干物足りないわけで。4人は全員そこそこではあるんだけど、QBがブレーデー様ではないので、NE流のオフェンスとはいえそこそこのレシーバー陣でどうにかできるもんだろうか、という不安は大きい。
まあ今年は焦ることはなくて、なんなら来年エース候補を取るか、という流れなのかもしれません。

■TE

Dwayne Allen
Mike Gesicki
Nick O’Leary
Durham Smythe
Clive Walford
Chris Myarick

代わり映えしないWRに対して、強化&成長を期待できるのがTE陣。

NEからやってきたアレンがスターター扱いでしょう。そして2年目のゲシキがNE流のオフェンスでどこまで伸びるか。グロンコ並みになれとは言えないが、一皮むけていただきたい。
去年のデビュー直後はジャックニクラウスの孫としか認識されていなかったオレイリーくんは、ややブロッカー寄りのバランス型になんとなく成長。
さらにもう1人の2年目スマイスも、6-6の長身を活かしてブレイクしていただきたいところです。

ロスター入りはこの4人までか。ウォルフォードはキャンプでの出来がよければ可能性はあり。その場合はWRが削られるのかな。
マイアリック(って読むのかな)は、スペシャルチーム要員か、もしくはFBのコックスと争う形になるかもしれない。

■LT

Laremy Tunsil
Zach Sterup
Jaryd Jones-Smith

ここはタンシルがスターター確定。
スタープが控えなのか、RTでスターター争いをするのかはわからないけど、ロスターには残ると思われ。

ジョーンズ=スミスくんは名前かっこいいし、身長が6-7もあるし、ちょっと化けないか期待。控えで残れるか、PSに滑り込むか。

■RT

Jordan Mills
Isaiah Prince
Aaron Monteiro

ここはビルズから移籍してきたミルズがそのままスターターになるのか、ドラフト6巡のプライスが追い抜くのか、というのが当面の競争になりそうです。どちらにしろ不安ですが。
もしくは、LT控え候補のスタープを持ってくるか、Gのスターター候補のデイビスを持ってくるかもしれません。でも結局不安ですが。
まあ今年1年かけてプリンスがスターターまで育ってくれれば万歳というところでしょう。

■G

Jesse Davis
Michael Deiter
Chris Reed
Deion Calhoun
Kyle Fuller
Shaq Calhoun
Michael Dunn

左右どちらになるかはまだわからないものの、去年スターターだったデイビスは今年もスターター扱いの模様。
もう1人のスターターは、当面はドラフト3巡のデイターと、新OLコーチと顔なじみのジャガーズから来たリードが争う形になりそうです。デイターはセンターもできるらしいので、少なくとも控えとしてロスターには残るでしょう。

その他の面々はちょっとわかりませんが、1人か2人はロスターかPSに生き残って欲しいところです。
ここもデイビス以外はみんな若いので、しっかり1年かけて成長していただきたい。

■C

Daniel Kilgore
Ryan Anderson
Tony Adams

キルゴアがスターター扱いになっています。怪我明けなので不安ではありますが。
その他の2人がセンターの控えとして確保されるのか、それともセンターの控えはデイターということになるのか。

■DT/DE/NT

Davon Godchaux
Vincent Taylor
Christian Wilkins
Akeem Spence
Adolphus Washington
Kendrick Norton
Jonathan Ledbetter
DeWayne Hendrix
Joey Mbu
Cory Thomas
Jamiyus Pittman
Durval Queiroz Neto

今年から3-4と4-3を併用するシステムになるため、DLの内側という括りになった選手たち。結構たくさんいる。まだまだ当たりを探そうっていうことでしょうか。

まず、去年の4-3でDTとしてスターターだった2人、ゴッチョーとテイラーが軸になるでしょう。それに加えてなのか、追い越しちゃうのか、今年のドラフト1巡ウィルキンス。
そして去年もローテーション要員としてそこそこのスナップ数プレーしていたスペンス。
この4人で最低限は足りる。スペンスはもう7年目ですが、他の3人は若いし、堅実に成長していただければ来年以降も期待できます。
問題は、去年本当に動きのないオーソドックスなディフェンスしかしていなかったので、新しい複雑なシステムに対応できるかって方になるかもしれません。

残りの8人がロスター生き残り争いのはずだったんですが、その中では上位につける印象だったノートンがまさかの交通事故で離脱という悲劇が。
あとはまあ、特殊なシチュエーションだけででも一芸ある子が見つかれば、くらいでしょうかねえ。

■DE/OLB

Charles Harris
Andrew Van Ginkel
Nate Orchard
Jonathan Woodard
Tank Carradine
Jayrone Elliott
Tyrone Holmes

いわゆるエッジ。パスラッシャー。ここが非常に人材難でして、しかもFAでもドラフトでもさほど積極的に取りにいっていない。大丈夫か、おい。って感じ。
新HCフローレスは、自分のシステムとプレーコールでなんとかしたるぜ的な発言もしていますが、それもとっても未知数です。

3年目のハリスは飛躍を期待。去年までは単純なブルラッシュか外をまくるかしかさせてもらっていなかったので、幅広く動いて今年は二桁サックしていただきたい。

あとはルーキーのヴァン=ギンケル、怪我して去年はほぼ浪人のオーチャード、去年すこしだけ試合には出てたウッダード、こちらも怪我して去年はほぼ浪人のカラディン、AAFでサック数トップだったらしいエリオット、いろんなチームでPSっていう惜しいレベルっぽいホームズ。
ルーキー以外は見事に訳ありジャーニーマンばかりを集めています。この中からブレイクする子がでると嬉しいのですが。

やはりエースと呼べるパスラッシャーは欲しい。今年ハリスがさほど成長しなければ、そして来年ドラフト権をQBに集中させずに済むならば、来年ドラフト上位で狙うのもありなんでしょうけれど。

■LB

Kiko Alonso
Raekwon McMillan
Jerome Baker
Chase Allen
Mike Hull
Quentin Poling
Tre Watson
Terrill Hanks
Sam Eguavoen

LBもロスターに残りそうなのはすべて去年と同じメンバーになりそうです。

軸になるのはキコ。システムが複雑になっても、それなりにこなすとは思われます。

ちょっと心配なのは、3年目マクミランと、2年目ベイカーのドラフト上位コンビ。去年の単純な4-3でも、ちょっとプレーへの反応が遅かったり、間違った穴に飛び込んだりっていうのが目立っていたので。でもそれは去年まともな指導を受けてなかったせいだと思いたいわけで。フローレスの指導の元、持ち前のスピードとタックルできるLBらしさを活かしていただきたい。
今年はとにかくこの2人が成長すれば十分です。

あとはスペシャルチーム要員を兼ねて、アレン、ハル、ポリングがロスターに残るかなというところ。

■CB

Xavien Howard
Eric Rowe
Cordrea Tankersley
Torry McTyer
Cornell Armstrong
Jalen Davis
Nik Needham
Jomal Wiltz
Montre Hartage
Jamar Summers
Chris Lammons

11人もいる。でも計算できるのはハワードしかいない。
少なくとももう1人のスターター、そしてニッケル要員が1人必要なわけですが。

多少なりとも期待の余地があるのは、NE経験者のロウ、怪我以来のダメダメ状態から復活を目指すタンカーズレイの2人だけではなかろうかと。
マクテイラー、アームストロング、デイビスはやっぱり小粒感が否めません。
あとの子たちはさらに実績もなさそうですし、当たりがいたら良いなあ、という程度。

どうするんだろ、今年ドラフトでとってほしかったなあ。グリーデイとか取れたのに、って感じです。セーフティーを基本3人体制にして、CBは2人でどうにか…ということかもしれませんが。

■S

Minkah Fitzpatrick
Reshad Jones
T.J. McDonald
Bobby McCain
Walt Aikens
Maurice Smith

CBに比べると人材豊富なセーフティー。と言いたいところですが、そこまででもなく。
ミンカたんはオールマイティーだしパスカバーの範囲も広い。レシャッドはたまにポカするけど良い勘してるし一通りなんでもできる。マクドナルドはパスカバーは若干不安だけどでかくて強い。この3人を上手く使いこなせれば、かなり良いユニットになるのですが。
ただ、レシャッドが起用方法によっては拗ねるし、まだ放出の噂も消えていません。レシャッドがいなくなると代わりにマッケインが入るのでしょうが、力の差は非常に大きい。一気に不安になります。
新HCにいきなりそんな求心力を持てっていっても難しいんでしょうけれど、どうにか今年はレシャッドに残って欲しいところです。
来年以降はCBとSが補完し合う形というか、上手いこと選手集めできればねえ。

あとの2人、パントブロック職人のエイケンスは残るでしょう。スミスもCBデプス勢に目立ったのがいなければ残るかなあ。

■K

Jason Sanders

今年は他に誰も試していないのかな。
去年も悪くはないけどすごく良いわけでもなかったので、もう一段成長していただきたい。

■P

Matt Haack
Stone Wilson

一応試してはいるけれど、まあハークで決まりでしょう。
距離はそこそこ出てるんですが、あとは10yds以内でのコントロールが身につけばなあ。

■LS

John Denney
Wesley Farnsworth

不動のエースロングスナッパー、デニーさんが今年も健在。とはいえもう引退が常に視野に入っている年なので、一応お試し選手もいる、という感じです。

そんなこんなでキャンプイン。
ともあれ今年は土台づくりの年であるとともに、選手層が薄いからこそコーチの采配が見えやすいかもしれません。っていうのが見所、といたしましょう。





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