[03]02.キックオフ

[03]02.キックオフ

アメフトのルールを解説するハムスターさあ、いよいよ試合開始だよ。
 片方のチームがボールを蹴って、もう片方のチームが受け取る。これがキック・オフ。受け取る方が次に攻撃するわけだね。


 試合開始のときには、コイントスで選んだ通りに、蹴るチームと受け取るチームになる。その後は、タッチダウンやフィールドゴールで点を取ったチームが蹴る方になるよ。
 オフェンスでもディフェンスでもない、ボールを蹴るプレーを「キッキング・ゲーム」って言う。その一つがこの「キック・オフ」。他に「パント」と「フィールド・ゴール」があるけど、それらはまた後でね。

a)キック・チーム


 キック・オフでボールを蹴る方を「キック・チーム」っていう。蹴った後で「突進する」ので、「ラッシュ・チーム」って言うこともある。


 キック・チームは自陣の35ヤード地点からボールを蹴る。そのとき、キッカーがボールを蹴るまでは誰も35ヤードラインを越えてはダメ。さらに、キッカー以外はボールが蹴られるまでは35~30ヤードまでの間にいなければならない(35ヤード・ライン上はOK)、つまり5ヤード以上の助走をつけちゃいけないってことだね。

キックオフのルール
 それから、キック・チームは、キッカーの両側に4人以上の選手を配置しなきゃいけないんだ。

キックオフの配置
 だから極端に偏らせて選手を配置することもできないし、だいたいみんなで横一線になってタイミングを合わせて走っていくようになるよ。


 キックが相手の陣のエンド・ゾーンまで飛ぶと、タッチ・バックといって、相手チームが20ヤード地点からオフェンスをはじめることになる(キャッチした選手が自分でエンド・ゾーンを出てリターンするのはOK)。

タッチバック
 だから、ゴールラインぎりぎりのところまで飛ばして、20ヤードまでリターンされる前にタックルできると、キック・チームにとっては成功。安全策をとって遠くまで蹴ってタッチバックを狙うっていうのが多いけどね。


 キックしたボールは、まず10ヤード以上飛ばなければダメ。10ヤード飛ばないうちに止まっちゃったり、キック・チームが触ったりしたら反則になる。この場合は5ヤード下がってキックやりなおし。

キックオフが10yds飛ばなかったら反則
 キックしたボールがサイドラインをでちゃってもダメ。この場合は相手が40ヤードから攻撃を開始できる。キック・チームは20ヤード以内で止めたいわけだから、これは大失敗だね。

キックオフがサイドラインを出たら反則

b)リターン・チーム


 リターンは「戻す」っていうような意味。蹴られて飛んできたボールを捕って、自分たちの攻撃する方向に進むことを「リターン」って言う。そのボールを捕る選手を特にリターナーっていうよ。足が速くて、すばしこくて相手のタックルをよけるのが得意な選手が使われることが多い。

 リターン・チームは敵陣の45ヤードから50ヤードの間に5人の選手を配置しなければならない(キックする地点から10~15ヤードの間、という意味。だから反則などでキックする位置が変わると、それに合わせて動くことになるよ)。この選手たちはキッカーがボールを蹴るまでこの45から50ヤードの間をでたらダメ。他の6人の配置は自由。

キックリターンの配置

 リターン・チームにとっても、20ヤード地点がひとまずの目安になるよ。エンド・ゾーンでボールを捕って、そのままタッチバックにすれば、20ヤードから攻撃できるからね。
 もちろんそこからリターンすることもできる。でも、捕ったままエンド・ゾーンから出なければタッチバックで20ヤードからなのに、リターンして20ヤードまで行けずにタックルされちゃうと、タッチバックにしておいた方が良かったなー、ってことになるよね。

キックオフの解説



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