ルール解説

[06]キッキング・ゲームってなんだ?

アメフトの試合は、オフェンスとディフェンス、それからもうひとつに分けられるね。

なんだったかな?

ハーフタイム!

俺が聞いてお前が間違えてっていう展開、そろそろ飽きてきたよな…。

うん。

ひどい…

えーっと、オフェンスとディフェンスと、あとはキッキング・ゲームに分けられるんだったね。

ボールを蹴るプレーのことをまとめてキッキング・ゲームと言って、

・キックオフ(リターンとラッシュ)
・パント(リターンとラッシュ)
・フィールド・ゴール(トライとブロック)

の3種類があるよ。

リターン・タッチダウンかっこいいよねー!

キッキングっていったらリターン・タッチダウンだよなー!

あれって専門の選手がやるんだよねー?

キックオフのリターナー

リターナーは絶対に専門の選手がやるっていうわけじゃないけど、普通のプレーとは結構違う動きが必要だから、リターンの上手な選手っていうのは独特なポジションになることが多いね。

キッキング・ゲームで使われるのはスペシャル・チームって呼ばれるユニットで、オフェンス・チームとディフェンス・チームとは別につくられてるよ。
コーチもオフェンス担当のオフェンシブ・コーディネーター、ディフェンス担当のディフェンシブ・コーディネーターの他に、キッキング・ゲーム担当のスペシャルチーム・コーチがいる。独立した部門なんだね。

もうひとつ独立してる理由としては、怪我の多いプレーだからということもある。キッキング・ゲームは、長い距離を走ってその勢いのままぶつかり合うプレーが多いから、どうしても怪我のリスクが大きくなる。
そのため、スペシャル・チームにはオフェンスとディフェンスに欠かせない選手は使いづらくって、控えの選手が多くなるんだね。

あとはキッキング・ゲームのスペシャリストとして雇われている選手もいるよ。

リターナーだねー?

いや、リターナーはWRやRB、DBとしても試合に出る選手がたくさんいるよ。もちろんリターン専門になってる選手もいるけどね。

特別な選手の代表例がキッカーとパンターだね。選手それぞれの役割が細分化されているアメフトのなかでも特別。ボールを蹴ることを専門にしている選手だよ。
他の選手たちとは全く異なった役割を要求されて、少しのミスでビッグ・プレーが生まれたり、得点できるかできないかが決まるポジションだよね。

普通はキッカーがキック・オフとフィールド・ゴールを蹴る。両方とも地面にボールを置いて蹴るものだから大体一緒なんだね。

スペシャリスト、キッカー

パンターはパントを蹴る選手。こちらはボールを地面に置かずに、高く蹴り上げることや、狙ったところに落とす技術が必要になる。蹴り方の質がキッカーとは別なので、パンターもまた専門の選手になる。

スペシャリスト、パンター

キッカーはブロックしないからチキンだぜー!

お前、世界を敵にまわすぞ。

このフィールド・ゴールを成功させればチャンピオン、失敗したらそのまま負け決定って場面のキッカーのプレッシャーを想像してみろ。

おれ…蹴れない…

緊張して食欲なくなっちゃう…

このチキンめ…!

というわけで、キック・オフ、パント、フィールド・ゴールについては後ほど。