[06]01(1)キック・オフ・リターン

[06]01(1)キック・オフ・リターン

ルール解説ハム
キックオフは、いつ蹴るんだっけ?


アメフトのルールを知りたいネコ
点が入ったあとだよー!


珍しくアメフトのルールを知っていたカエルあとは試合開始のとき!


ルール解説ハム そーでーす。
試合が開始されるとき、後半が開始されるとき、得点が入った後で試合が再開さるときの、最初のプレーがキックオフ。


 試合開始のときはコイントスでリターンになったチームが、後半開始時はその逆のチームが、得点が入った後は点を取られたチームが、それぞれリターンするよ。


キック・オフ・リターン


 リターンする側から見て、ボールは敵陣35ヤードからキックされる。そして、キックされたボールを受け取った選手が進んだところから、リターンしたチームのオフェンスになる。

 キックされたボールを受け取ったリターナーは、他の選手をブロッカーとして前へ進むわけだね。
 オフェンスのプレーと同じで、ボールを持ってる側のチームは、相手をつかんじゃいけない。だから長い時間ブロックし続けることはできない。ということは、ブロッカーたちはできるだけ、自分が相手チームの選手にぶつかってから、リターナーが走ってくるまでの時間を短くしたい。そのために、ボールが飛んでいる間、いったん可能な限りリターナーのほうに戻る選手が多いんだね。そして、リターナーがボールを捕ったのにあわせて、ブロックをはじめる。
 ただしリターン・チームは、敵陣45ヤードから50ヤードまでの間に5人の選手を配置しないといけない。もちろんこの位置の選手たちも、ボールが蹴られた後は下がっていいんだけど、そんなに大きくはリターナーのほうに戻れないから、ラッシュしてくる相手チームの選手を、できるだけリターナーのほうに行かさないようにブロックするくらいしかできない。
 ブロッカーがそれぞれ担当する相手をブロックして、ラッシュしてくる相手チームの選手を分散させて、リターナーに到達するまでの時間が少しでも長くなるように稼ぐ。リターナーはその隙間を探して走る。というのが基本だね。

キックオフリターンの基本的なアサイメント


アメフトのルールを知りたいネコじゃーさー、前の方にいなきゃいけない5人以外は、みんなリターナーと一緒の場所にいたらいいんじゃないの?


アメフトのルールを解説するハムスター 確かにそうすれば、ブロックのタイミングはあわせやすくなるだろうね。
でも、フィールドに誰もいない部分ができちゃうよ。


 じつは、キックオフで蹴られたボールは、10ヤード以上飛んだ時点で、どっちのチームが捕ってもいいものになるんだ。ボールを捕ったチームが次の攻撃をするってルールなんだよ。だから、誰もいない部分をつくっちゃうと、その部分に蹴りこまれて、走ってきたラッシュ・チームにボールを捕られちゃう危険があるよね。だから極端な配置にはできないんだ。

キックオフリターンチームが偏った配置をした場合のリスク


アメフトのルールが理解できないネコくそぅ、ルールの野郎、いつも先回りしやがる…


アメフトのルールを解説するハムスター それから、キッキング・ゲームは両チームの選手が長い距離を走ってスピードに乗ってぶつかり合うから、どうしても怪我が多い。その対策として、できるだけ激しくならないように、ルールが変更されていってる。


 数年前には、リターナーの前に数人のブロッカーが集まって、壁をつくってブロックするっていうのが禁止になった。

エッジをつくってブロックするタイプのキックオフリターン

 この方法は、リターナーが走ってくるのとタイミングを合わせられれば、ブロック自体はごく短い間しかできなくても、ラッシュチームをすり抜けることができたんだ。でも、その分ラッシュ・チームの選手は誰にも邪魔されずにスピードをつけて走ってこれるから危険だったんだね。

 さらに今年からは、キック・オフが30ヤードから35ヤードに変更になった。これでまた、選手同士がぶつかるまでの距離が5ヤード縮まったってわけ。それから、キッカーがボールを蹴るまでに、ラッシュ・チームが助走をつけられる距離も、いままでは特に制限はなかったんだけど、今年から5ヤードだけになった。


アメフトのルールが分かった気になっているクマ軟弱だぜー!!


アメフトのルールを解説するハムスターまあ、そういう意見もある。


ルール解説ハム
それから、リターナーが走らない場合もあるよ。


 蹴られたボールがゴールラインを越えてからリターン・チームの選手に捕られた場合、その選手がエンドゾーンから出ずに地面に膝をつけば、タッチ・バックと言って、オフェンスは自陣20ヤードからオフェンスをはじめられる。キックがエンド・ラインを越えちゃって、リターナーがキャッチもできなかったっていうときもタッチ・バックね。
 NFLのキッカーなら、思い切り蹴れば確実にタッチ・バックにできるから、リターナーがすごく優秀で怖い場合には最初からタッチ・バックを狙うことも多い。
 リターン側からすると、エンド・ゾーン内でキャッチした場合には、そのままタッチ・バックにすれば20ヤードからオフェンスになるけど、そこからリターンしてすぐにタックルされちゃうと損だよね。それからファンブルする可能性もある。
 タッチ・バックはお互いにとって慎重策っていうこともできるね。

 それから、ボールがリターン側の選手に触れずにサイド・ラインを出ちゃった場合は、蹴った側の反則っていうことになる。オフェンスは自陣40ヤードからになるよ。苦労せず危険もなく、けっこう良いフィールド・ポジションからオフェンスをはじめられるんだ。


タッチバックと、キックオフが直接外に出たときの扱い



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