[イルカ観察日記]そろそろ来年の話をしたくなった第11週TB@MIA
TB 30-20 MIA
最後の7点は苦し紛れのラテラル祭りでポロリしただけなので、実質は3点差、ほぼサヨナラFGでの負けという試合でした。
この決勝ドライブを、今年はTBにいたのかよフィッツ何とかさん、に、やられたというのが悲しいです。
とはいえ、展開的には惨敗で。選手個人のパフォーマンスの面でも、プレーコールの面でも、この点差で済んだのは相手がまだ不調なチームだったから、ということでしょうか。
この試合のがっかりポイントは特に2つありました。
その前に、まず試合展開。
まあ、いつも通りの前半グダグダ後半頑張るパターンだったんですけど。
■前半4ターンオーバー献上
まず、先発QBはカトちゃんでした。
が、前半だけで3インターセプト、ついでにファンブルロスト1。カトちゃんの責任なのはインターセプト1つだけなんですけどね。
WR11パーカーがこけて相手DBに捕られたインターセプトと、WR11パーカーがポロリして浮いたボールを捕られたインターセプトは、プレー自体は成立していました。パーカーは球際の弱さとか、サイドライン際で足が入らないとか、そういうプレーが目立ちます。そういうのって生まれ持ったものなんでしょうか。
もう一つのインターセプトは、カトちゃんがプレッシャーを受けて無理に投げた、どうしようもないプレー。
ザ・カトちゃん。仕方ない。
ファンブルはWR14ランドリーがボールを掻き出されたもの。相手のパンチが良かった。仕方ない。
オフェンスやQB6カトちゃんの出来はそこまで悪くなかったし、良いドライブでのタッチダウンもあったので、やはりWR11パーカーのしでかした2つが痛かった。
■後半20連続得点
前半最後にQB6カトちゃんが地味に脳震盪になったらしく、後半はQB8ムーアたん。
そしたらパスが良く通る。
ここで生まれたのが、カトちゃん→ムーアたんスイッチ最強説です。
なぜなんだろうと思うに、もしかしたら、
カトちゃん:
基本的に一度プレーが崩れてから投げるゆっくりタイプ
↓
ディフェンスも一歩待つようになる
↓
ムーアたん:
プレーが始まったらレシーバーがカットを切る前にもう投げちゃうせっかちタイプ
っていうプレーのタイミングの差のせいだったりして。
そうならば、毎試合前後半でQB変えよう。
そして、問題の敗因ポイント2つ。
ポイント1)怒涛の勝負弱さ
ディフェンスは頑張りました。
いつも通り相手TEへのカバーはゆるゆるだったけど、オフェンスがターンオーバー4つ取られてて実質23点に抑えたんだから十分でしょう。
しれっとILB58マウアルーガが暴力沙汰を起こしたとかでクビになってましたが、それほど大きな影響はなかった。
勝負を分けたのは、またオフェンスがモメンタムをつかみ損ねた勝負弱さです。
4Q、7点差で負けている場面。
→良いパントで相手オフェンスがゴール前から開始→セーフティー寸前まで行く良いディフェンス
→敵陣32ヤードからの攻撃
こんなにもモメンタムが傾いてきているところで、
反則で下がる→ギャンブル失敗
これがドルフィンズだ。
結局次のシリーズにタッチダウンして追いついたのですが、モメンタムをつかんでおけば一気に押し切れたろうに、という感は残ります。
ポイント2)プレーコーラーさんの意気地なし
4Q、同点に追いついて、残り3分、TBの攻撃。
ここでのディフェンスのプレーコールが弱腰すぎて悲しかったのでした。
TBは自陣25ヤードからの攻撃で、FG圏内に進むまでに5回パスを投げたのですが、その時のパスラッシュが、3人ラッシュ3回、4人ラッシュ2回。
ちょっとねえ。
相手QBのフィッツなんとかさんは、パスラッシュさえきちんとできれば勝手にやらかしてくれるQBっていうイメージだっただけに。そりゃないよ、と。
結局そのままFGを決められて、しかも4秒しか残らないという、最悪の展開になってしまいました。
今年はDCが変わったせいか、ディフェンスのプレーコールに当たりが少ないなーと感じていましたが、この試合はさらにがっかりでした。
前DCのジョセフもDENのHCとしては苦しんでるようですが、ゾーンブリッツがバカ当たりっていうプレーコールとか懐かしいなー。
さて、これで4勝6敗。
来週はNEでのバイウィークなので自動的に4勝7敗になるし、そろそろ来年のことを考えてもいいんじゃないかな。
今年は怪我人と白い粉と離脱トレードでバタバタだったし、まだHCゲイスも首が涼しくなる状況ではないし、ここらできちんとチームづくりを根本から見直していただきたい。それを含め、終盤のDENとBUF2試合に臨むのもアリだと思いますよー。