[イルカ観察日記]哀愁のフロリダ地区に失笑が降るのだ。第16週MIA@JACレビュー

[イルカ観察日記]哀愁のフロリダ地区に失笑が降るのだ。第16週MIA@JACレビュー

覚悟はしていましたが、NFLフロリダ地区らしい面白くて絶望しか残らない試合になりました。

マイアミ・ドルフィンズの2018年シーズンはタネヒルのインターセプトで終了しました

■オフェンス

最初のシリーズは非常にスムーズにドライブしてタッチダウン。特に3人のRB、32ドレイク、27バレッジ、38ブラウトを横にちょこまか動かすちょっと凝ったプレーが良く出ました。
きっと練習してきたんですね。

でも、次のシリーズからはジャガーズが前へのラッシュを厚くしてきた印象で、ランが出なくなってしまいました。
ならば奥が空くぜパスだぜ、と思ってもQBはタネヒルだから、ラッシュ厚く来たらすぐに短いのを投げさせちゃうしかない。さもなければサックだ。

というわけで序盤で手が尽きてしまいました。
ワイルドキャットを増やしたり、あがいてはいたんですがね。

■ディフェンス

CB25ハワードが引き続き休みなのに加え、FS22マクドナルドもお休み。そのためS29ミンカたんをSS20レシャッドとともに本来のセーフティーで使うことに。
このセーフティーコンビは特に問題なかったし、ミンカたんはやっぱりこっちが似合うよう。

そのかわり、CBとスロットは、28マッケイン、24マクテイラー、31アームストロングの不安組がそろってしまいました。
LB47キコも出られず、代わりは45ハル。

メンバー的にはかなり落ちていましたが、そこは仲良しのジャガーズオフェンスが相手ですし、それほど崩壊はせず。
最初のシリーズではもったいない反則もあって、ゴリゴリとタッチダウンまで持っていかれてしまいましたが、フロントが押し負けるほどではなかったので、その後はわりと安定して止められていました。

■その後の面白プレーたち

お互い最初のドライブでタッチダウンを取ってからは膠着。
とはいえ見どころはいくつもありました。

・JACのQB6ケスラーがパスを投げようとふりかぶったらオスワイラ並みの面白ファンブル
→MIAが敵陣31ydsから攻撃
→ランがでない
→ブリッツきたから投げ捨て
→FG失敗

・JACが非常に良いパントリターン
→しかし前半残り時間が全然ない
→仕方なくFG
→思いっきりダフって失敗

・MIAが自陣でファンブル
→JACがゴール前18ヤードからの攻撃
→パス失敗
→オフェンスのホールディング
→ランでロス
→オフェンスのホールディング
→サック
→4thダウン&46
→余裕でFG圏外です

■試合を救う救世主登場

そして3Qの終わり間際。JACの攻撃にアイツが帰ってきました。
スーパーモバイルQB5ボートルーズです。

このシリーズだけで合計27ヤードを走り、MIAにフェイスマスクの反則をさせ、どこ投げてんだっていうパスも投げ、見事FGにつなげ、勝ち越し。

しかし、ボートルーズのこの活躍を見てドルフィンズのQB17タネヒルだって燃えないわけがありません。
12ヤードを走り、簡単なパスをミスし、ディレイの反則を取られ、そしてピック6を許します。

おわた。

試合も。
シーズンも。
たぶんタネヒルの(ドルフィンズでの)未来も。

■今年もありがとうございました。

来年最初の試合で新しいQBが先発していたら、その選手はマリーノ以降20人目のドルフィンズの先発QBということになるそうです。
幸あれ。





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1件のコメント »

  • 負けても負けてもドルフィンズ一筋で、昨年よりこのHP見つけ毎週試合の様子を(NHKの番組よりも)知るようになりました。
    あぁ、序盤奇跡の連勝を重ね、(もしや?)と思わせ、しかも第17週は弱小ジャガーズ故、奇跡の・・・!? とも思ったのですが、タネヒルやってくれましたね・・・期待を裏切らないところがドルフィンズです。いつも楽しいコメントありがとうございます。
    昨年新幹線で隣に座ったインディアナ出身のアメリカ人に「ドルフィンズファン」だと言ったら、追い切り「WHY!?」とあきられました。(笑)


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