[イルカ観察日記]暫定チームの終焉 NFL第12週MIA@NYJレビュー
シーズン中に暫定ヘッドコーチにできることは闘魂注入くらいで、プレーブックを抜本的に変えるほどの時間はないし、タネヒルを降ろすほどの権限もないだとうと思われる。結果、なんとなく気合いは入っているし、いきなり大崩れするほどではなくなったけれど、やっぱりプレーコール的にも選手のパフォーマンス的にも限界が見えてしまった。
暫定チームもここまでです。ありがとうございました。来年は刷新を期待します。
■出る気配のないオフェンス
試合展開としては1Qがすべてだったかな。ディフェンスが頑張ってチャンスを何度か作っても、オフェンスが自滅して何もできない。そのうちに全部が崩れる。2Qには終了。
ディフェンスはそれでもなんとか踏みとどまっている感じはあったけれど、やっぱり後半には徐々に疲れが見えてきて、フロントもごりごりやられるように。まあ、どっちかっていうとオフェンスが悪い。気合いだけではどうにもならんこともあるのだよ。
■OL崩壊
もともと両ガードは頼りなかったけれど、それに加えてRTジャワーンが壊れ、今週はCパウンシーが壊れ、まともなのがLTアルバートだけになった。こりゃ無理だ。
さらに、なぜかCの控えがおらず、ほとんどぶっつけ本番でルーキーがスナップするという事態に。で、エクスチェンジミス連発という高校生以下の試合運びを見せつけるに至ったわけです。本当に期待の遥か先をいってくださるチームです。
あ、ランは12ヤードでした。1試合で。12ヤード。
■タネヒル
投げるのが遅い。特にアウトとかフックとかのパターンではディフェンスに追いつかれることが非常に多く、INTもそれ。さらにCが変わってスナップが乱れるようになってからは、もう一段階投げるのが遅くなり、もうどうしようもない。
頼みの綱のスラントは先週お亡くなりになられたし、今週はスクリーンがことごとく読まれきってた。ワンパターンすぎて、これはもうプレー負けと思われます。来年は良いOC来てくれるかしらん。
■デカいレシーバーにチンチンにやられた
ちびっ子DBたちなので仕方がないんだけれど、デカいWRがそろってるとお手上げ状態になりやすい。ミスマッチをつかれまくって虐殺モード。絶対的に不利だっていうのがわかってるサイズ差があるのに、セーフティーのサポートも一切なく、これはもはやプレー負けと思われます。来年は良いDC来てくれるかしらん。
あとはやっぱり、DBたちもデカいレシーバー相手のバックショルダーってのの練習ができてないんじゃないかと思われ。タネヒルがそういうパスまったくできないから、練習する機会がないもんね。
■地区内全敗まっしぐら
ここまで地区内5戦全敗。残りはNEだけ。確定だな。
さて。
ドラフトモード突入でも良いんだけれども、良いQBいるのかなあっていうの以前に、チーム編成がどうなることやら。タネンバウムだけが生き残るなんていう、個人的には最悪の展開が現実味を帯びてきてしまって、困ったもんで。