[イルカ観察日記]まさかの今さら第9週NYJ@MIAレビュー
世の中では第10週が終わりましたが、書けずにいた9週のことをちょっと。
やや殴り合い→停滞→譲り合い、という山あり谷ありの展開。
前半はお互いの反則とザルぎみのディフェンスとで点の取り合い。
ハーフタイムを挟んでパント合戦。
その後、NYJのフィッツなんとかさんがインターセプトを量産し、MIAのタネヒルは派手にパスミスし、WRたちはポロポロし、なんてなことをしているうちに、NYJの80yds超の逆転一発タッチダウン。と思ったら、直後のリターンでMIAが再逆転のタッチダウン。
ありがとうございました。
◾️ランオフェンス
RBアジャイが2試合連続200ydsを走ったことで話題になっていたけれど、さすがにジェッツ相手にそんなに走れないだろうという予想の中、思っていたよりはまともだった。コンスタントに出る感じではなかったので攻撃の軸にはならなかったけど。
試合の最後、ジェッツのディフェンスが集中きれたあとでバタバタっと100yds超えたので、まあ数字ほどではない。
◾️パスオフェンス
わりと頑張っているように見えた。でも、やっぱりプレーコール上手だねえ、と思わされる事例が頻発して、ディフェンスの裏をかきつつ、タネヒルでもできるように一工夫されていて。これが有能HCか、すごいなあ、と。
前半は特に、ロールアウトでのTEへのパス、少し待ってからのスラント、フレアのRBへの浮かせるパス、エンドゾーン隅へのパス、など、きちんと準備したんだろうなというプレーがよく決まっていた。ただ、後半に入るとレシーバーが開かなかったこともあり手詰まり感がひどく、いつものタネヒルサックまで飛び出して、逆に安心する展開に。
試合終盤には、せっかくリードしてる場面でディフェンスがインターセプトしてくれたのに、みんなでポロリしてモメンタムを突っちらかしてくれた。その結果としてのジェッツの一発タッチダウンパスでしたし。
詰めが甘いというか、手持ちの手段が少ないというか。
◾️ランディフェンス
止まらなかった。DLは大体勝ってるんだけど、ときどき抜けるとビッグゲインになる。タックルできない病もまた発症しかけている。とりあえずLBのコマ不足感が大きいなあ。
◾️パスディフェンス
ザル。特にニッケル。
しかし、パスは抑えられないことを前提にして、一発狙ってやろうというゾーンブリッツでインターセプトをつくりだして、さらに淡々とブリッツを入れ続け、最後にはそこからもインターセプトをいただいた。めげないの大事。
それでもオフェンスが譲りまくったもんで、最後キレかけちゃったけどね。
というわけで、どうにかこうにかギリギリのところで勝ちを譲っていただいているのは確かなのですが、ときどきコーチたちの、手持ちのコマでなんとかしてやろうという工夫みたいなものが見られる。それが去年まではとは違う、救われるような気になる所以でもあります。