[イルカ観察日記] 2019 preseason第3週 JAC@MIA レビューとロスター争い

[イルカ観察日記] 2019 preseason第3週 JAC@MIA レビューとロスター争い

JAC 7- 22 MIA
スコア的には完勝。しかし1stチーム同士の部分だけ見ると互角からやや負けな印象でした。
今年のジャガーズは噛み合えば地区優勝争いいけるくらいのかなー。

それよりも、試合後に表沙汰になったトレード放出可能リストの方が大きな問題です。
LT78タンシル
LB47キコ
SS20レシャッド
WR10スティールス
高いの、高くなるのは全部売っちゃうぞーって姿勢。一時はそこまでタンクしないでそこそこ頑張るのかなって思わせていたんですが、結局そういうことなのね、と。

＜オフェンス＞

■QB
先発は14フィッツなんとかさん。
基本的にはパスプロが持たずにパスが投げられない、OLが押せずにランが出ない、じゃあってんで早く短いパスを投げたらJACのセカンダリーの上がりが早くてゲインできない。という八方塞がりな前半でした。まあ基礎が違いすぎるって印象。
後半も最初はフィッツなんとかさん。
JACのディフェンスが少しメンバーを落としてきたのか、ランがちょっと出たり、タックルミスがあったり、RBがパスカバーされてなかったりして、タッチダウンまでいけました。
まあなんだかんだ言ってフィッツなんとかさんはQBだけではどうにもならないけど、チームとして勝負するなら堅実にできるのかもね、という人ですね。魔法を期待するから乱れるんだ。

TDとって満足したか、後半2シリーズ目からは3ローゼンにスイッチ。
相手のパントがよく、最初のプレーで反則があり、自陣1ydからの攻撃になりました。しかし、ここからタッチダウン・ドライブを見せます。
最初こそハードカウントでオフサイドをもらって、ランランランで進めたっていうラッキーはありましたが、その後はパスラッシュを上手くかわしながらパスを通し、スクランブルでも稼ぎ、という苦しい中でなんとかするプレーが目立った。これが続けばスターターとして確立できるんでしょう。
でもまあ、開幕は呪いもあれだしフィッツなんとかさんでいけば良い。

■OL
LT78タンシルがお休み。特に怪我とかってこともないそうなので、単に控えや組み合わせをたくさん試すためなのかなーって思いきや、トレード候補にするとかいう話に。高く売れそうなのはわかるけど、来年勝負しようってときに代わりが見つかるとは限らんぞって。

1stチームは、
LT74スタープ
LG63デイター
C67キルゴア
RG62カルフーン
RT77デイビス
タンシルが74スタープに代わった形。スタープは去年もいたので大体そんなもんかな、という感じではありましたが、やはりつらい。
あとはCと両Gのコンビネーションがね、去年全休のCとルーキーGが2人だからね、まだまだだよね。特にJACのジョシュ・アレンみたいなバケモンが正面から来るとバタバタになる。この辺はいつごろまとまるかというところではありますが。OLコーチがんばれ。

後半は、
LT79ミルズ
LG63デイター
C64リード
RG62カルフーン
RT77デイビス
プレシーズン初戦でボロボロになったLT79ミルズが出てきました。が、うーん。ずっと問題の多いC64リードも、うーん。
それでも相手がちょっとメンバーを落としたせいか、それなりに耐えてはいましたけれど。

その他、RTに72プリンスが入ったり、LTに71ジョーンズ・スミスが入ったり。
ロスター争いは大体今日出た子たちでってことになるのかな。タンシルが売れるか売れないかで変わってくるけど。

■RB
前半は27バレッジ。OLが全然押せずにまったくゲインできなかった。まあどうしもない。
後半はロスター争い4人集のうち、34ファローはたぶんお休み。
9ウォルトンはランは全然ダメだったけど、パスルートで空くことが何度か。
37ガスキンはOLが押せなくても多少はゲインできる感じだけど、抜けられはしなかった。
42ライアードが最も目立ちました。ちょっとあいた穴をスルッと抜けること2〜3回、TDも記録。
しかし横並びだなあ。

■TE
88ゲシキが何度か良いパスキャッチがあり、目立ちました。
83オライリーもきちんとしていた。
そして89アレンがドルフィンズで初登場。回数は少なかったし目立たなかったけど、FBの位置に入ったり、パスプロでジョシュ・アレンにぶち抜かれたり、幅広いプレーを見せてくれました。調子が上がってくるのはこれからでしょう、と思いたい。
先週多少目についた85メイアリックはいまいち、81スマイスも堅実な雰囲気だけ。この2人はどうなるかなあ。

■WR
問題はここ。本来のスターター4人のうち3人、11パーカー、15ウィルソン、19グラントが出てなかったので仕方ないのかもしれませんが、フリーになれない。パスプロが持たない上にレシーバーがカバーされてるもんだから、どうしようもない。その分TEとRBが目立ったとも言えますが、苦戦苦戦。

プレシーズン初戦で非常に良かった82ウィリアムスもまた微妙。
サイドラインぎわで取って欲しかったの取れなかったし。ラムジー相手だと厳しそうだったし。評価が難しいことになりそうです。
その他、スタッツ的には15フォードくらいかな。86ハーンズと17バトラー含め、ロスター争いがどうなるもんか。

WRもスティールスが売れるかどうかで変わるけど、売れなそうな気がしますが。スティールスが売れたら80ラーミングにワンチャンあり。

＜ディフェンス＞

■DL
スタータークラスで主に出てたのが、
DE90ハリス
DE95タンク
DT98レッドベター
DT56ゴッチョー

プラスでときどき出てたのが、
DT97ウィルキンス
DE4オーチャード

これに加えて、本来のスターター争い級、
DT98テイラー
DT93スペンス

この辺りがロスターに残るかなという感じ。
あとはルーキーのedge43ヴァン＝ギンケルがIRなのかPUPなのかロスターなのか、というところ。

圧倒的な雰囲気はないけれど、試合を通じて特に大きく崩れることはなく、なかなか頼もしかったです。
複雑に変わるアライメントがいまいち浸透しきっていないのか、自分がディスガイズされとるぞっていうプレーも何度かあったけれど、それはこれから完成度を高めていただければ良いんでしょう。

■LB
edgeは含まずILBという意味でのLBですが、メインになっていたのは、
55ベイカー
49エグアヴォーエン
55ベイカーは去年と違って飛び込む穴を間違えないし、ブリッツでも効果的に中に入れてるし、急成長。49エグアヴォーエンはCFLから呼ばれて、47キコ、52マクミラン、45ハル、59アレンといった去年からのILBたちが怪我だらけでチャンスが回ってきたわけですが、非常に良いタックルマシーンでした。プレーアクションの処理とかパスカバーとか若干不安になることはたまにあるけれど、これは掘り出し物。

加えて、58デルーカと44ワトソンがロスター争いをしているって感じでしょうか。
51ポリングはスペシャルチーム方面で残れるのかなあ。
こちらも47キコが放出されたら、さらに52マクミランの処遇次第では大きく変わってくるけど。

■CB
相変わらず、絶対エース25ハワードの逆側が非常に怖い状態が続いています。とりあえずスターターは21ロウでいくようですが。
この試合の21ロウは良いカバーやインターセプトもあったけれど、ぶち抜かれたり、苦し紛れのインターフェアがあったり、ちょっと安定感はありません。

しかし、21ロウ以上に安定したCBがいるかってーと、いない。
30ラモンズ、33ウィルツはときどき良いプレーも見せるけど、わりとよくぶち抜かれる。
40ニーダムは試合をするごとに不安さが増していく。
困ったもんです。

23タンカーズレイの怪我の治りがまだまだなようで、CBは上の5人が残るのか、4人になるのか、という感じでしょうか。
それに加えて、31アームストロングはパントラッシュで良い動きを見せていたので、こちらもロスター候補には残っているでしょう。

■S
29ミンカたんはさすがの安定感だったのですが、その他がねー。スターター扱いで28マッケインがいまして、わりと多く試合にも出てたりしたんですが、まあ怖い。ディープなんて守らせるもんじゃない。シングルハイなんてもっとやばい。
しかし20レシャッドを放出またはカットの方針っていう当初からの話が現実味を帯びてきましたので、結局今年は28マッケインでいくしかないのかもしれません。怖いなー。22マクドナルドが開幕間に合えば良いんですが。

その他はスペシャルチーム込みで、35エイケンスがロスター残るかなーというところ。

＜プレシーズン最終週＞

例年ならプレシーズン最終週はロスターぎりぎりの子たちの戦いなわけですが、今年はトレード問題が絡んできたので複雑になっています。どうなるもんだか、もうわかりません。

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