[イルカ観察日記]NFL 第7週 HOU@MIAレビュー
展開としては圧勝だったものの、なんというか得点ほどの爽快感はない試合。
むしろHOUの、ディフェンスはパスカバーザルだし、タックルできないし、オフェンスはOLぼろぼろだし、ポロリだらけだし、QBはプレッシャーかけとけば大丈夫だし、っていう、まるでドルフィンズを見ているかのような絶不調感がかわいそうですらありました。合掌。
■オフェンス
前半はとにかくバカ抜けが多かった。
5~10ヤード狙いのプレーが一発TDというのが3回。まともにドライブしたかなあ、と言えなくもないTDは1回だけ。あとは相手がポロリしてくれてINTリターンTDとか。
まともにHOUの集中が切れてなかったら14点取れてればいいくらいの内容だったのではないかと。
それでもまあ、今週もそれなりに新しいプレーがあったり、OLがちゃんとダウンフィールドまでブロックに行ってたりのせいでロングゲインになったというのはあるかと。
後半は失速。
ファンブルありサックあり。RBミラーを休ませて他のRBを使うときは単調なプレーだけになったり。
こういうときこそ新しいプレーを試してみるべきなのではとも思って見てたが、特に何もなく終了。
■タネヒル
パス25回連続成功がNFL記録とか言ってますが、ほぼ10ヤード以内のパスしか投げてないし、投げ捨てられずにただサックされるいつものパターンが3回はあったので、それほど評価されるべきものなのかな…と。
確かにパスミスはなかった。けど、タネヒルの苦手な長いパスとか浮かせたパスとかは試してもいないので、今週はたまたま一発タッチダウンで点が取れたからいいけど、それがなければ最後までテンポよくドライブができたのか、という不安は残る。
で、そういったタネヒルの苦手なパスを捕る要員のWRスティールスが、いつまたウォレスのように不満ブーブーになるかもしれず恐ろしい。
■ディフェンス
前半は無失点。
DLが完全に勝っていた。そこは良い。
でも、セカンダリーについては、相手QBホイヤーはプレッシャーがかかるとパスの精度が落ちて、さらにレシーバーもポロリを連発してくれて、という結果。まあ、DLがこれだけ機能してくれれば良いけども。
後半は控え中心で26失点。そりゃそうだろうなあ。
DLはプレッシャーかけられなくなっちゃったし、LBはRBフォスターの左右の動きについていけてなかったし、DBはいつもどおりのザルだった。
それでもドラフト外ルーキーLBの2人、ヴィギルとヒューイットが実践練習できて良かったな、と。
というわけで、
メタリカ大好き暫定HCキャンベルと、メタリカ被害を受けていた元ルームメイトのHOUパンターの対決は、キャンベルの勝利。
内容的に不安要素はそこそこ残りまくっているものの、いまは勝つことだけが重要ということで。
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